武蔵野は南葛退け、エリースはクリアソン破る 社会人代表決定戦
写真:武蔵野とエリースが社会人代表として東京トーナメントへ。
天皇杯東京都代表を決める東京都サッカートーナメントへの出場をかけた「社会人代表決定戦」の2試合が10日、江戸川区・スピアーズえどりくフィールドで開催。JFLの横河武蔵野と関東1部のエリース東京がそれぞれ勝利し、出場権を獲得した。
武蔵野、手堅く勝利
武蔵野は関東1部の南葛と対戦し、19分にMF金田の右からの折り返しをゴール前でベテランのFW阿部が右足で蹴り込んで先制。以降もでこぼこが所々にあるピッチ状況を考慮し、前半はボールを走らせるよりも自らが走ってゴールを目指す武蔵野が主導権を掌握。後半は南葛もエリキ、大前といったアタッカーを投入して反撃に出たが得点は奪えず。逆に武蔵野は終了間際にカウンターから途中出場の髙橋がPKを獲得し、それを自ら決めて決定的な2点目。武蔵野が2-0で勝利し、3年ぶりとなる東京トーナメントへの出場を決めた。
エリース、数的優位得て濱口決勝点
エリースは格上のクリアソンと互角の展開を演じながら前半を0-0。後半早々にクリアソンのDF鈴木が2度目の警告を受けて退場となり数的優位を得ると、すぐに得点機が訪れた。58分、相手ゴールキックを自陣で大きく弾き返すと、左サイドをそのまま神田が抜け出し、中央へ折り返し。それを濱口がダイレクトで鮮やかに決めて先制。以降は守備の枚数を増やして安定したゲーム運びで逃げ切った。エリースは2010年以来となる東京トーナメント出場。一方のクリアソンは昨年、東京トーナメントを勝ち抜き、初の天皇杯出場を果たしたが今年は社会人代表決定戦で敗退となった。
東京トーナメントは社会人代表2チームと学生代表2チーム(早稲田大学、日本大学)がトーナメント方式で優勝を争い、優勝チームが東京都代表として天皇杯に出場する。準決勝の対戦カードは横河武蔵野-早稲田大学、エリース東京-日本大学で4月21日に開催。決勝は5月11日で、いずれも北区・味の素フィールド西が丘で開催される。
東京都サッカートーナメント 社会人代表決定戦
- 横河武蔵野FC 2-0 南葛SC
- クリアソン新宿 0-1 エリース東京
【ゲームハイライト】
・横河武蔵野FC 0-0 南葛SC
・クリアソン新宿 0-1 エリース東京
◇大会日程・トーナメント表
・第29回東京都サッカートーナメント
◇日程・チケット情報など
・第29回東京都サッカートーナメント 開催情報
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