三菱養和・漆間監督 警視庁・西田監督 一問一答
東京2部1ブロックの三菱養和-警視庁の昇格決定戦(第2戦)が13日に行われ、三菱養和が2戦合計2-1で勝利した。三菱養和は1年での1部復帰を果たし、警視庁は3年ぶりの復帰を逃した。試合後の三菱養和漆間監督、警視庁西田監督との主な一問一答は以下のとおり。
漆間 信吾監督
三菱養和SC
──第1戦を1-1で終えて今日のゲームに臨んだ。
「先週、警視庁さんと戦って、それぞれがマークする相手の特徴などを分析して、その中で自分たちの良さを出していこうとゲームに入った。あとは前回、2トップが裏に抜ける回数が少なかったので、今日は杉村オスカルを前線に入れたのと、両サイドにも走れる選手をいれてDFラインの裏を狙った。前半は得点も取れたし、裏を狙えていて良かった」
──後半に関しては。
「1点リードしていたので、まずは失点しない時間をできるだけ長く保って、相手が焦ってくる中で追加点を取れればいいと考えていた」
──改めて今季、チームとして良かったところは。
「今日の試合もそうだが、しっかりと体を張って守る、失点が少なかったところが良かった。攻撃に関してはまだまだ改善しなくてはいけないところがあるが、まずは1部に戻るという目標をみんなが持てていたことが良かった」
──これで1年で1部復帰。課題や意気込みは。
「2部に降格して1年で復帰するのはこれで2回目。おそらくあまりないケースだと思う。一緒に落ちたチームが苦戦する中、チームがよくまとまってくれた。でも、1部のレベルはわかっているし、このままでは難しいということもわかっているので、選手それぞれの奮起を期待したい」
西田 英史監督
警視庁サッカー部
──第1戦を1-1で終えて第2戦を迎えた。
「2年連続であとひとつ勝てば昇格というところで勝てなかった。何かが足りない。自分たちでわかっている部分もあるし、わかっていない部分もある。日頃から感じていることだが、やはりサッカーとは直接関係のないことでもやっていかないと、1部に上がるというのは簡単でなはい。あとは今日の試合で改めて1点の重みを強く感じた。そこは今後リスタートする際も忘れないようにやっていかなくてはいけない」
──前半に関してはいつもの警視庁らしさが出ていなかった。
「タラレバになってしまうが、判定の基準が難しかった。うちのフィジカルでぶつかった場面がファウルになってしまうと、なかなか自分たちの良さを出すのは難しい。ジャッジはジャッジとして受け止めて、その中でどう戦うか、やり方の幅を広げることが今後の課題になる。ただ、激しいプレーは彼らの良さでもあるので、自分たちのやり方を変えるというよりかは、したたかさを身につけていかなくてはいけない」
──今季はコロナの影響もあって、リーグ戦への参加が遅れ、1ヶ月ほどの短期間で6試合をこなした。
「自分たちの判断で参加する、参加しないは決められないので、リーグ戦への参加に向けて色々な人達が尽力してくれたことに感謝したい。あと1週間活動再開が遅れていればリーグへの参加はできなかったし、ギリギリまで待ってくれたリーグにも感謝している。短期間とはいえ成長を実感できたし、そこは来年につなげていきたい」
──改めて今後の取り組みとしては。
「まずは一部に復帰しないと先に進まない。そこはマストで考えているし、そこから先もさらに上を目指せるようにやっていきたい。そのためには、今いる全員が日々の取り組み、フィールド以外の部分も含めてレベルアップしていかなくてはいけない。それができればまた一つ大きな山を超えられると思っている」
東京都社会人サッカーリーグ2部