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写真:PK戦に勝利して喜ぶ東京23のイレブン、小松監督ら。

天皇杯予選ニュース

東京23、武蔵野をPKで撃破 監督背中押す

写真:PK戦に勝利して喜ぶ東京23のイレブン、小松監督ら。

Match Report後藤 勝

<東京武蔵野U 0-0(PK 2-4)東京23FC>

 4月6日に開催された第27回東京都サッカートーナメント社会人代表決定戦第2試合はJFLの東京武蔵野ユナイテッドFCと関東サッカーリーグ1部の東京23FCが対戦。両チームともに無得点で90分間では決着がつかず、PK方式で上回った東京23が代表決定戦突破を決めた。2試合ともJFL勢が破れるという“アップセット”。挑戦する者の強みが光った。

 序盤こそパスをつないで攻め込む様子を見せた武蔵野だったがあまり状態はよくないと見え、戦局は次第に東京23の優位へと傾いていく。特に後半は東京23がいつゴールを決めてもおかしくない状況がつづいた。この展開をもたらしたひとつは戦術的な読み。武蔵野が身長190cmのFW松澤にハイボールを当ててくると読み、セカンドボールの拾い合いに備え、回収率で上回った。もうひとつは前線の奮闘。FW飯島、MF和田らがよくボールを収めて時間をつくり起点となっていた。後半はチャンスが多く、特に同21分、右コーナーキックから8番MF渡邉のシュートがクロスバーを叩いたシーンは決定的だった。

 無得点のままPK方式にもつれ込んでも気落ちはしなかった。PKの練習はしていなかったが、気持ちの強い数人がキッカーに志願し、以降は「オレが責任を持つ」と言って小松監督が指名。自信を持たせ、ピッチに送り出した。「(大石)文弥はPKが得意。リーグ戦では(試合中の)PKを止めているので自信を持ってみんなやってくれたと思う」。

 大石が3人目を止め、心理的な圧力がかかった4人目も止めて勝利をもたらした。90分のなかでもビッグセーブで危機を回避し、武蔵野に流れを渡さなかった。頼れるキャプテンでありキーパーの大石を中心にまとまった東京23が、気持ちで東京都サッカートーナメントへの切符を引き寄せた。

小松監督「地の利はあったと思います」

 日頃ホームスタジアムとして使用している江戸川区陸上競技場の空気が東京23を後押しした。「地の利を活かせたか」と訊ねると、小松監督は「それはありますね」と頷いた。「移動も少ないし、あとはこの江戸陸の雰囲気。ジュニアユースの選手、スクール生、地元の子たちも観に来てくれてホームゲームではないですけどホームの雰囲気はつくってくれた」。

 この日の先発メンバーはゴールキーパー以外の全員をリーグ戦と入れ替え、フレッシュな選手で勝負に出た。会場の雰囲気といい、特別な一戦になった。「今シーズンを立ち上げる時に天皇杯とリーグ戦は獲りに行くよと伝え、全員で共有していた。そのためにはこの連戦は11人だけじゃ乗り切れない。キーパー以外のスタメンを取り替えた今日の試合で結果を出せなかったら天皇杯を捨てたと思われかねない。今日出たメンバーはプライドというものを感じさせてくれるプレーだった。あとふたつ勝てば天皇杯に出られる。ここまで来たらほんとに目指したい。また頑張ります」。

 気持ちを前面に押し出しての代表決定戦突破だった。

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