首位チーム止められず 終盤追い上げもゴールなく - クリアソン
写真:後半に決定機を逃して悔しがるクリアソンのFW澤井。
【JFL】クリアソン新宿 0-1 マルヤス岡崎
終盤の激しい追い上げも実らずクリアソンが開幕4連敗を喫した。成山監督は「前半は開幕4連勝のチームと開幕3連敗の自分たち、その勢いの差を見せられてしまった」と振り返った。ただ、中身を見ると勢いというより、実際には違いを見せられた感じ。
前半のマルヤスは選手同士の距離感がよく、落ち着いてショートパスを繋ぎ、気持ち良いプレーを満喫した印象。実際につなぐだけの満足に終わらず、ゴール前に運び決定的なシーンを作るクオリティも兼ね備えていて、クリアソンがボールを奪いに躍起になればなるほど、食いつく相手を簡単にパスでかわして前進、前進。”首位マルヤス”を存分に見せつけた。
ずるずると下がるクリアソンは35分の大ピンチこそGK岩館が弾いて難を逃れたが、40分に押し込まれると耐えきれずにゴール前のルーズボールを蹴り込まれてついに失点した。
後半のクリアソンはハーフタイムに「守備の整備を図った」という監督の指示を受け、前から積極的に圧力をかけて相手のパス回しに蓋をしにいった。その分、ハイラインの背後を突かれてピンチも結構あったが、互角の展開から徐々にクリアソンが一方的に押し込む流れへ。
それでも74分、76分に堀田の左サイドの突破から作った決定機をFW澤井らが押し込めず、終盤はヘディングの強いCB米原ら3人を一気に投入するなどして何とかゴールをこじ開けようと試みたが、最後まで得点は奪えず試合終了。首位チーム相手に善戦したものの開幕4連敗となった。
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