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写真:東京Uは立正大に敗れて準決勝敗退。写真はボールを持つMF伊藤。

天皇杯予選ニュース

東京U準決勝で敗退 延長突入直前、痛恨の失点

写真:東京Uは立正大に敗れて準決勝敗退。写真はボールを持つMF伊藤。

Match Report後藤 勝

<東京ユナイテッド 1-2 立正大学>

 東京カップ優勝、社会人代表決定戦勝利、さらにはリーグ戦で開幕3連勝と波に乗る東京U。その勢いで序盤から相手陣内に押し込みたいところだったが、なかなか前からはめ込む形に持ち込めない。逆に立正大が落ち着いてボールを保持出来るようになってきた前半7分、SB吉田の左からのクロスをファーサイドに入ってきたMF竹村が叩き込み先制点を決めた。

「なかなか守備のスイッチが入らなかった。うしろの5枚が低い位置になってしまい相手に2対1をつくられてクロスからの失点。入り方がちょっと甘かったと思っている」(東京U・黄監督)。

 しかし追いかける展開となって東京Uは攻勢を強める。「ボールを持てるときはシンプルに空いている人を使っていこう」(東京U・MF伊藤)と言うように、左右両サイドでそれぞれ3バックの両端、ウイングバック、ボランチ、ウイングの4人が相手の間、間にポジションをとって攻撃を組み立てながら立正大陣内へ侵入。ただ、ゴールが決まったのはシンプルな形。前半22分、CB香西からのロングパス1本がFW長倉の足もとへ。ちょうど相手の間に入っていた長倉はそのままボックス内に進入、斜めの角度から枠内ぎりぎりにシュートを決めた。

 1-1で折り返したあとの後半は立正大が優勢となる時間帯が前半よりも増えた。立正大の杉田監督によれば、相手の対策もあってなかなか中盤にボールが入らず、前にもボールが収まらない。そこで、シンプルに背後を衝いていく形に切り替えたことが功を奏したという。とはいえスコアは動かぬまま。

 そして3分間と表示されたアディショナルタイムの終わりに、唐突に決着した。90分を過ぎてから2枚替えで守備の顔ぶれが替わった東京Uの隙を立正大が一瞬の速攻で衝く。MF吉野から出たスルーパスに途中出場のFW多田が反応して最終ラインを抜け出し、そのまま決めて決勝点。このプレーが最後のワンプレーとなり、直後にタイムアップの笛が鳴った。東京Uとしては延長戦も見据えた采配が裏目に出て、準決勝での敗退が決定。立正大がクラブ史上初の決勝進出を決めた。

 敗れた直後のピッチ上で東京Uの選手たちは円陣を組んで気持ちを切り替えた。「天皇杯出場が目標だったんですけど、一方でJFL昇格も見据えているので来週から始まるリーグ戦に向けて切り替えていこうと」(MF伊藤)。東京Uは関東リーグ1部優勝に向け、あらためて舵を切った。

立正大・FW多田「やりやすい環境だなと思います」

 矢板中央高校のストライカーとしてならした立正大のFW多田がこの試合のヒーローとなった。現Jリーグ川崎の戸田光洋氏がコーチを務めていた時代からの楽しむ気風は保たれているようで、立正大のよさは何かと問うと、多田は「いい意味で上下関係が緩い」と答えた。「練習とかでも言い合えるし、下の学年からもけっこう発信出来るのでやりやすい環境だなと思います」。

 自由闊達な雰囲気のなか、背後に飛び出すタイミングを掴み直し、ウラへと抜け出すスキルを向上させた。二年生となり、フィジカルも大学レベルに達しつつある。新世代の一撃が東京都サッカートーナメント準決勝初出場の立正大に勝利をもたらした。

(後藤勝)

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