東京Uプラス、主力欠いても勝点3
写真:決勝ゴールを決めて喜ぶ東京Uプラスの岩田。
【東京1部-A】八王子 0-1 東京Uプラス
終盤に岩田が決勝点
雨中の一戦を制した東京Uプラスが3勝目をマークした。試合後、福田監督は「このメンバーでよく勝った」と安堵した。
チーム得点王のFW窪田、前節ハットトリックを達成した平尾、それ以外にも中盤の尾ノ上、山田、白井、川田らがこぞって不在。それだけでなく雨でピッチはスリッピー、戸吹グラウンド特有の照明の暗さに加えてこの日は若干の霧も混ざっていて、反対サイドのボールは普段以上に見えづらい状況。ただし、そういった様々なマイナス要因も社会人サッカーではよくあることと言えばよくあること。監督は「この環境を嫌がるようならその時点でもう負け。だから嫌がるなよ。出番をもらったチャンスを活かさないと次はない」と発破をかけたという。
やり辛い環境下でも後半に入ると東京Uプラスの優勢は動かしがたい状況へ。54分にスピードのある小田を左サイドに投入してギアを上げていき、攻守のハードワークに加えてやはり要所の技術で八王子を上回り、得点も時間の問題。だが、新加入のFW上村が決定機を決められずその時間がなかなか訪れない。それでも86分にようやくゴール。エリア内で小田のシュートがポストを叩くと、こぼれ球に素早く反応した右SB岩田が落ち着いて左足で押し込んだ。
「非常に大きい勝利」と福田監督はいい、「この4戦で新加入選手、各ポジションも試しながら勝ち点も積み上げられた」と今後に向けて手応えをつかんだ様子だった。
東京都社会人サッカーリーグ1部