Bilobaが2勝目 最下位OLIVASに5-0勝利 次節はプラス戦
写真:前半に先制ゴールを蹴り込むBilobaの有路。
【東京1部-A】Biloba 5-0 OLIVAS
相手は開幕3連敗で最下位。落とすわけにいかないゲームだからこその難しさもあっただろうが、きっちりと5-0で勝利を挙げ、多淵監督は「勝ち点3に加えて、得失点差で5点を積み上げられた。大きな勝利になった」と胸をなでおろした。
序盤から相手を押し込み12分に有路が右サイドを突き抜けていきなりの先制点。これで肩の荷がおりたのか、20分には松下のインターセプトから鏑木が左足で豪快に決めて2-0。後半は開始10分で中川の1点と有路の連続ゴールで3点を奪って一気に突き放し、早々に試合の行方を決定づけた。
これで通算成績は2勝2敗と星を五分に戻し、次節は現在暫定首位に立つ東京Uプラスとの一戦に臨む。監督は「去年は初戦(開幕戦)で戦えたこともあって引き分けることができたが、今回は相手もいい流れできている中での試合。自分たちとしてはチャレンジャーとしてぶつかっていきたい」と気を引き締めていた。
有路がハットトリックの奮起
前節、先発を外された有路がその鬱憤を晴らすかのようにハットトリックの活躍を見せた。開始12分、裏へのボールを呼び込むと、そのまま一気にスピードで駆け抜けて、エリア右から逆サイドに突き刺す先制点。後半早々にはGKの判断ミスに乗じて2点目を軽くいただき、その2分後には左からの中川のクロスをダイレクトボレーで蹴り込む、完璧な一発でハットトリックを成し遂げた。有路は「社会人2年目で、コンディション調整の難しさを感じる中でハットトリックを達成できた。ようやく社会人選手になれた感じ」とはにかんだ。
次節の東京Uプラス戦に向けては、昨季得点ランク2位で並んだ相手のFW窪田を意識しているようで、「シーズンを通しての得点数は同じだったが、彼の方がストライカーとしての色を出していた。彼に負けない勢いとエナジーを持って戦いたい。チームとしては最低でも勝ち点1を得る戦いをしなくてはいけない」と意気込んでいた。
東京都社会人サッカーリーグ1部