武蔵野がクリアソンに3点快勝「JFL東京勢対決」
写真:武蔵野は3-0でクリアソンに快勝。写真はゴールを喜ぶ石原と梁。
日本フットボールリーグ(JFL)は14日、第8節1日目の2試合を開催。東京武蔵野ユナイテッド-クリアソン新宿による東京ダービーは武蔵野陸上競技場で649人を集めて行われ、武蔵野が3-0で快勝した。
前半28分にカウンターからFW澤野康介が先制点を奪い、後半にはMF川戸大樹、FW石原幸治がそれぞれ追加点を奪った。武蔵野は3試合ぶりの勝利を挙げて通算成績を4勝1分け3敗とし、敗れたクリアソンは開幕から7戦未勝利で1分け6敗。次節、武蔵野は29日にアウェイで奈良クラブ(奈良)と、クリアソンは28日にホームでホンダロックSC(宮崎)と戦う。
瞬時切り替え、鮮やか先制 武蔵野
冒頭の時間は挑戦者側のクリアソンが攻勢。だが28分、それまで攻撃の機会に乏しかった武蔵野がチャンスとみるや、突如自陣ゴール前から一気に敵陣へなだれ込んだ。GK真田のキャッチ&スローからスタートし、MF川戸が右サイドを持ち上がって裏へ流れるFW石原へ。そのままエリア内で石原がシュートに持ち込むと、GKに当たったこぼれ球を並走して駆け込んだFW澤野がプッシュ。先制点をもぎ取った。
依田監督は自陣ゴール前からわずか10秒ほどで仕留めたカウンターの出来を褒めつつ「練習の時から言っている(守から攻への)”切り替え”のところ。その意識が得点につながった」とうなずいた。
この1点を境に主導権は武蔵野へ。特に後半は勝ち星に恵まれていないクリアソンの必死の反撃心理をうまく突くように、カウンターの山を築いた。早い時間にスピードのあるFW梁賢柱を投入して、積極的に背後を狙いにいき、57分にはカウンターを食い止めようとした相手守備陣のミスを突いて、MF川戸が無人のゴールへロングシュートを落とし込んで2点目。80分には右サイドのスペースでボールを受けた石原がミドルシュートを豪快に突き刺して試合を決めた。
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