三菱UFJ、6戦目で初勝利 青山との未勝利対決制す
写真:後半に決勝ゴールを蹴り込む上田。
【東京1部-B】三菱UFJ銀行 1-0 FC青山
試合終了の笛が鳴ると、晴れやかな表情でベンチへ引き上げていった三菱UFJのイレブン。開幕6戦目での初勝利に大関監督は「相手も絶対に勝たなくてはいけない試合だった。その厳しい戦いを勝ち切れたことは、ここから自分たちが前進していくきっかけになると思う」とうなずいた。
9位と10位。互いに未勝利。だからこそ、この試合は絶対に落とせない。両者早いテンポでボールと人が動き、三菱UFJはFW蓮川、FC青山は高澤。互いの「9番」を走らせながらゴールに迫った。ただ、そこでひとつ突き抜けてネットを揺らすことができないのもまた両者が下位に低迷する原因にも映った。
そんな中、ゲームが動いたのは59分のセットプレー。三菱UFJは左からのCKをファーサイドでMF仙波がヘディングで競り勝って中央に折り返すと、そのボールを上田が蹴り込んで先制点。その後は「2点、3点は取れるチャンスがあったのに。決定力はまだまだ」と監督が言うように、動きが停滞したFC青山にとどめを刺すチャンスがありながらFW蓮川らが決められなかった。
それでも守備陣が最後まで無失点で切り抜け1-0で勝利。通算成績は1勝2分け3敗となり、順位も前節の9位から8位に浮上した。監督は「残留の危機感はある。でも今の時期から残留と言っていてはネガティブになるだけ。目の前の一戦、一戦を戦っていきたい」と話した。
東京都社会人サッカーリーグ1部