東京サッカー [TOKYO FOOTBALL]

写真:後半早々に岸が1点を返して激しく追い上げた東京。

国民体育大会ニュース

後半覚醒も敗戦で本番へ 最後の練習試合は1−2

写真:後半早々に岸が1点を返して激しく追い上げた東京。

<練習試合:東京選抜 1-2 栃木シティU-25>

 本番前の最後の練習試合は、東京の良いところも悪いところも、隠れていたポテンシャルも全てが出た濃密な70分だった。

 前半は昨日の群馬戦の勝利の余韻が残ったままのような緩い入り。そこにこの日の暑さ、相手の勢い、連戦の疲れも重なり、これまで東京が磨きあげてきたロングランのスタイルはほとんど表に出ることはなかった。そうなると、当然ゲームはうまく運べず、35分の間に2失点を食らった。これが本番だったら・・・。

 何もできなかった前半をMF(CB)岸は「大前提となるコミュニケーションが欠けていた。お互いを鼓舞し合う声、チームで戦おうという声がなかった。それに目の前のプレーばかりに意識がいき、みんな近く、近くばかりで遠くを見れていなかった」と言う。

 重たい雰囲気のハーフタイム、不甲斐ないイレブンを指揮官が叱咤すると、後半の東京は覚醒したように見違えるパフォーマンスを披露した。「なってしまったことの振り返りよりも、この現実にどう向き合うか。ここからの35分間をどういうものにするかという話をした」と李監督。

「飲水タイムまでにまず1点を返してこい。次の話はそこから」という号令のもと、イレブンは後半開始からアクセル全開。全てのベクトルを前へ、ゴールに向けて、開始4分で1点を返してみせた。右サイドで得たCKの流れから、FW政森の折り返しを岸が蹴り込んだ。

 さらに前からプレスの網を張り、ボールを奪っては速攻、奪われてもまた奪い返してすかさず2次、3次攻撃につなげた。時折、押し込まれても今度は「広げることを意識した」(岸)と奪ったボールをロングボールで裏を取ってひっくり返し、そのまま後方の選手たちも逆襲に加勢して、後半は数えきれないくらいシュートを乱れ撃った。

 それでも涌井、廣澤、日野、政森の近距離のシュートが決まっていれば、大音の手で阻まれたドリブル突破がPKになっていれば、日高のヘッドが僅かにズレなければ。逆転の成功体験を得るチャンスはいくらでもあったが、どれもこれも決まらなかった。

「予選敗戦」を肌感覚で経験

 とはいえこれが本番をシミュレートした敗戦だったからこそ得られたものも多く、監督は「試合の入り、やることが曖昧だとこうなる。それに時間の短さ、同点、逆転の難しさ、そういったことを僕らスタッフというより選手が肌感覚で経験できたことがプラスになる」と実感を込めて話した。

 加えて窮地に追い込まれたことで、これまでのように引いて守るカウンターだけでなく、前からの積極的なプレスに新たにチャレンジできたこともきっとプラスになったはず。本番まで残された練習の機会は2回のみ。この敗戦という糧をどう生かすか。

PhotoGallery PhotoGallery PhotoGallery PhotoGallery

PR

PR

関連記事

  1. 写真ニュース

    東京選抜 合宿2日目は栃木シティU25に敗れる
    国体成年 8月14日

  2. 写真ニュース

    東京選抜、福島で強化合宿 練習試合で群馬に勝利
    国体成年 8月13日

  3. 写真ニュース

    ゲームキャプテンの廣澤「成長している」
    国体成年 8月14日

  4. 写真ニュース

    FW政森、前回に続き得点も追加点奪えず
    国体成年 8月14日

PAGE TOP

PR


TOP

PAGE TOP