東京サッカー [TOKYO FOOTBALL]

写真:李監督のもとで強化を図ってきた東京。

国民体育大会ニュース

東京、20日に山梨と1回戦 初戦突破なるか

写真:李監督のもとで強化を図ってきた東京。

 国民体育大会関東ブロック大会(関東予選) サッカー成年男子は20日に1回戦が行われる。2018年以来4年ぶりに本大会出場を目指す東京は山梨と初戦を戦い、勝てば翌日に1回戦シードで昨年本大会出場権を得た茨城と戦う。東京が本大会出場を果たすには2連勝が条件となる。

 今回の東京は東京1部、2部所属選手に現役の大学生を加えた選抜チーム。関東リーグやJFLからの選手派遣はなく、東京1部から選ばれた選手にしても所属クラブでは普段スタメンを張れず控えの選手すらいる。選手集めに頭を悩ませながらチーム編成を進めてきた李監督は、このチームだからこその最適な戦い方、勝ち方にひたすら頭をフル回転させてきた。

弱さを強みにチーム作り

 戦術の詳細までは明かされていないが、ひとつはおそらく『弱さ』を強みに変えてチームづくりをしてきたはず。どれだけ個に優れたメンバーが集まろうと、格下のチームに負けるのはよくあることで、今回のチームには飛び抜けて個に優れた選手はいないが、その分、全員がチーム戦術を勤勉に遂行し、常にチャレンジャーとして向かっていける強みを持っている。

 ただ、一方でそういった枠からはみ出し、個で向かってくる相手をどこまで食い止められるかは不透明。サッカーはやはり最後は「個」で、1人、2人がドリブルで振り切られてしまえば途端に守備ブロックはひび割れし、日頃の東京1部、2部の感覚が身体に染み付いてる彼らがいつもの肌感覚で守れば、気がついた時にはゴールを割られているはず。

攻守一体で70分を戦い切れるか

 結局、個で劣る東京ができることといえば全員で密になって連係して守り、全員で攻めること。サッカー自体は実にシンプルで、逆にいうとそれくらいしか今のチームにはできない現実がある。

 ただ、そんなシンプルなサッカーにも、見ている人に胸のすくようなカタルシスを感じさせようとするのが今回の指揮官の哲学で、いかに守備の際にはスペースを消してボールを奪い、奪ってからはスペースを突いて全員で前へ駆け出してゴールに迫るか。その攻守の切り替えの滑らかさ、前へ湧き出るパワー、ゴールへ向かう鋭さ、その連続性に楽しさ、美しさを求めている。

 各所の見どころを挙げるなら、自陣でボールを奪ってからの岸(BANDELIE)のファーストプレー、中継点の廣澤(東京蹴球団)のさばき、ゴール前の政森(PHOENIX)の得点感覚か。

 とはいえ、それらもどこかで安易なミスを犯したり、プレーの判断をひとつ間違えれば途端にカウンターをくらって失点する紙一重のところも多分にあり、蓋を開ければ東京が戦前の予想通りにあっさり初戦敗退というオチも十分に考えられる。最後はやはり暑さの中で70分間、一人ひとりが歯を食いしばって戦術を遂行し、東京のプライドを背負って戦えるかどうか。

 仮にひとつ勝ったところで翌日にはさらに強いであろう茨城が控えていて、本大会への道はかつてなく険しい。それでも簡単には負けない何かを築き上げてきた“李TOKYO”。まずは初戦に勝って、先日の練習試合の後半戦のように再び覚醒することを願いたい。

国民体育大会関東ブロック大会

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