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写真:選手に指示を出すSHIBUYAの戸田HC。

東京都リーグニュース

SHIBUYA 戸田HC「選手はもっと突き抜けないと」

写真:選手に指示を出すSHIBUYAの戸田ヘッドコーチ。

 東京1部のSHIBUYA CITYは30日の東京海上との優勝をかけた最終戦で0-0の引き分けに終わり、勝ち点30の3位でリーグ戦を終えた。SHIBUYAは12月の関東リーグ昇格をかけた関東大会に東京3位で出場する。チームを率いる戸田ヘッドコーチは試合後「今季一番のゲームだった」と内容を評価。一方で結果に関しては「勝つためには点を取らなくてはいけない」と課題も挙げた。また12月の関東大会、関東リーグ昇格に向けては「選手はもっと高い目標を掲げて、突き抜けていくための取り組みを日々しなくてはいけない」などと話した。主な一問一答は以下の通り。

── 勝てば優勝という試合で引き分けに終わった。今の感想は。

「試合後に相手があれだけ喜ぶ姿を見て選手は相当くやしかったと思う。でも僕からすると今季一番のゲームだった。こうやってチームは成長していくし、個人も変化していくもの。今日優勝できなかった悔しさが、次につながると思う。ただ、それよりも大事なことは自分たちとしてどうあるか、どこを目指して日々を過ごし、試合でパフォーマンスを発揮できるかだと思う。今日の試合自体は満足しているが、ただ、その満足しているというのはこれくらいはできるようになったという意味での満足で、勝つためには点をとらなくてはいけないという話はした。ただ、それも急にできる話ではないし、今は進んでいく方向性、プロセスは間違っていないと感じた」

── 今日の相手、東京海上のスカウティングはどれくらい出来ていたのか。

「2トップが強い。トップ下がいる。サイドからプレスを掛けてそこからコントロールするというのと、侵入していく場所を作ったり、相手がボールを持った時の傾向もだいたいわかっていた。相手は蹴ってくるチームなので、仮に蹴られたとしても相手の意図のもとに蹴らせない、蹴られてもしっかりと競る、そのこぼれ球を取る。マイボールになった時は相手を動かし、相手を超えていくチャレンジをしようと準備してきた」

── 実際にできていたと思う。

「試合の中で出来るようになったり、自信をつけていくことが大事だと思っていたが、よくできていた場面が多かった。フットボールの戦術というのは、実際には当たり前のことをやるだけで、相手を踏まえて自分たちがどう立ち振る舞うかの競技。選手からするとそれを少し難しいと感じる時期もあったと思うが、今はようやくGKからFWまで全員が相手を見ながらポジションを取ったり、どこにボールを運ぶかの判断ができるようになってきた。そこは成長を感じている」

── 一方で肝心のゴールがなかなか決まらなかった。後半や最後に1点を取るイメージはどう描いていたか。

「何がなんでもとか、形を崩してでも1点を取りに行こうというのは実は考えていなくて、優勝は目指しているけど、ここで終わりではないし、これがまた次につながる試合と捉えていたので。どこから侵入するかという指示をハーフタイムに出して修正できたところはあったが、ただ、最終的にみんなに言ったのは点を取りたかったら『うまくなれ』、自分がうまくなりなさいと言った。うまくなる練習はしてきているが、まだまだ足りていないと思う。個人で相手を1人外すとか、しっかりクロスを上げるとか、いくらグループでボールを運んだり、バイタルエリアに侵入しても結局、最後は個人のレベルを上げることしか得点を奪う解決策はないので。あとはどれだけその回数を増やせるかが重要。そこはトータルで追求していければいい」

写真:SHIBUYAの戸田HC。

現状は僕が一番野心家で突き抜けている

── ここから関東大会までの1ヶ月半くらいの間に突き詰めていく作業は。

「去年このチームは7位で、僕も映像をほとんど見たが、昇格にはほど遠いところにいた。ボールは持てるがゴールに向かわないし、スペースを探してのカウンターが多かった。そこからどれくらいのところまで持っていけるかとやってきたが、そういった意味では、今日の試合を見ても選手はよくやってくれているし、一つ出来上がってきたなと感じた。

 でもみんなが目指しているところはどこなのか、個人として目指しているものはどこなのかということ。クラブは明確に関東昇格を掲げている。その中で同じ方向を向きつつ、個人としてはもっと上、もっと先に目標があっていいと思っている。だから僕はずっと彼らに『突き抜けろ』と言っている。現状は僕が一番突き抜けている。もっと欲を持って野心を持って、自分の成長に貪欲に日々取り組めと。その過程に今日のような試合があり、昇格もあるのが望ましい。でも、実際にはまだまだ取り組めていない選手が多い。そこは僕が要求できるものではなくて、彼ら自身の中にそういったものがあるかどうかの話。現状僕が一番野心家で一番突き抜けているので、それを彼らに示してあげて『一緒に突き抜けて行かないか』とやっている。

 やっぱりその辺のメンタリティはすごく重要だし、フットボールは戦い。今日のような相手と向かい合った時に逃げていたら話にならない。そういう部分が弱かったから2ndステージ初戦でアローレに負けて、そこからやり直した。だいぶ変わってきたし、今日もプレーとしては一番良かった。もちろん引き分けで優勝できなかったのは残念だけど、もともとの目標は優勝することではなくて昇格すること。この悔しさをエネルギーに変えられれば僕は全然問題ないと思う」

最後は『運』になる

── 改めて初めて出場する関東大会に向けての意気込みは。

「幸い2ndステージで似たような雰囲気、似たような強度の試合ができたのはすごく大きかった。ただ、今度は連戦になってくるので、今日のような負荷のある試合のあとに明日も戦えるかというところ。実際、それだけの選手の数がいるかというとかなり難しいと思う。でも、ここまで選手はすごく頑張ってくれたので、まずは一回休んで心と身体を癒す。そこからもう一度、コンディションを上げて大会に続く選手を増やす努力をしていきたい。それでどれくらい戦えるかだと思う。

 基本的に僕らの戦いは相手の土俵に一旦乗る。そこで相手に仕事をさせなければ、そのあとは自分たちが出来ることしかないというのが僕の考えなので。例えば今日のように相手が蹴ってくるのであれば、しっかり競って、ボールを奪ってしまえば相手が出来ることはなくなってくる。もちろん、その上で僕らはプレーをするので、当然パッと動かなくてはいけないし、ポジションも取らなくてはいけないし、同時にいろんなことをやらなくてはいけない。だから走行距離も相当になるし、正直大変。でも選手として上にいきたいなら絶対にやったほうがいいと言っている。

 もちろんスローダウンさせる時はあえてするし、ボールを持っている時に休めとも言うし、休んだうえでもう一度スピードをあげてスペースを取れとやってる。そういった一連のクオリティーをまたここから上げられるように努力していきたい。あとはいつも言っているが最後は『運』。運が向いてくるような日々の取り組みをしていかなくてはいけない」

東京都社会人サッカーリーグ1部

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