写真：前半に同点ゴールを決める東京海上のFW林。

　今季の東京海上をけん引してきたエースのFW林は1点を追う40分に倉持からのスルーパスに滑り込んで同点ゴールを決め、後半には積田が獲得したPKを託されてチームの3点目を決めた。だが、そこからは次の1点を奪えず、逆に失点を重ねて3－1から3－5にひっくり返されてまさかの逆転負け。

　林は「守りに入らず相手陣地に居続ければおのずと追加点のチャンスはあるし失点のリスクは減らせる。どうにか前線に流れを持ってくるようなプレーをやろうとしたが、流れを変えられなかった。自分が4点目を取れば相手の心も折れていたと思う」と無念そうな表情で語った。

・東京海上、終盤力負け リード生かせず初戦で涙

　今季は7年ぶりの東京1部で優勝を果たしたが、それでもチームとしての最大の目標はやはり関東リーグ復帰。「今は負けたばかりで整理がついてない。この悔しさはこの大会でしか晴らすことができないので、またこの場に来れるように頑張りたい」と最後は必死に前を向いていた。

大会日程・結果／トーナメント表

• 第56回関東社会人サッカー大会