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写真:思わぬ連続失点に肩を落とすTFSCの選手たち。

東京都リーグニュース

TFSC持ち味出せず 試練の初黒星

写真:思わぬ連続失点に肩を落とすTFSCの選手たち。

東京2部2BTOKYO2020 6-0 TFSC

2019年に1部から降格して以降、2部で低迷が続く名門TFSC。今季はようやく国士舘大から新卒数名も加わり、若返りを遂げ、開幕から6勝1分けと好調を維持。だが、真価を問われた上位同士の一戦では厳しい結果を突きつけられた。

【写真】試合前に円陣を組むTFSC。

中村監督が「この一戦にかけた想いはみんな強かった」という通り、序盤は高いモチベーションと緊張感をうまくピッチで体現しゴールにも迫った。前半途中に1失点したあとも下を向かずに踏ん張って、勝負の後半へ。

だが、その後半の早い時間に2点目を奪われると、3点、4点と失点に歯止めがきかなくなった。負け知らずで自信を積み上げてきた一方で、劣勢、苦境に陥った時の対応力、反発力はまだまだ乏しく、そういった意味でも監督がこだわった「最初の1点」を自らでなく相手に取られたことが痛かった。また監督は「今日のような強い相手と日頃からマッチメイクをさせてあげられなかったスタッフ側にも責任がある」とも話した。

さらに付け加えるなら「今季はオフェンスに着手している」(監督)というTFSCの攻撃の形、ゴールへの形をほとんど示せなかったことも悔やまれる。失点しても取り返す、撃ち合いに応じることが出来たならこの敗戦も次につながるが、一方的に0-6で叩きのめされたことは若いイレブンにとって尾を引きそう。

大事なのは連敗せずに次の戦いに向かって切り替えること。まだ1敗しただけのことで優勝の可能性もある。監督は「今日にかける想いが強かった分、すぐに切り替えることは難しいと思うが、それが明日でも明後日でもいい。次に集まる時までにしっかり切り替えて次戦に進んでいければと思う。悔しさを感じるということは、もっとできた部分があるはずだし、それを次につなげていかなくてはいけない」と若い選手たちの奮起を期待していた。

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