クリアソン4連敗 Hondaに0-1
写真:クリアソンはHondaに惜敗し4連敗。
日本フットボールリーグ(JFL)のクリアソン新宿は31日、ホームの味の素フィールド西が丘で8位のHonda FC(静岡)と第18節を戦い、後半追加タイムにコーナーキックからゴールを許し0-1で敗れた。クリアソンは4連敗となり、通算成績は2勝5分け11敗の勝ち点11で、順位は最下位(16位)のまま。次節は9月7日にアウェーでヴェルスパ大分と戦う。
受け身の状況抜け出せず ラスト失点
Hondaの巧みなパスワーク、ポゼッションはある程度許容し、奪ったところから速攻を仕掛けるクリアソンの狙いは見てとれた。「相手がボールを持っているが、自分たちにもチャンスがある。その状況は作れていた」という北嶋監督。前半は池谷らが積極的に仕掛け、相手ゴール前に盛んにクロスも飛び交い、シュートも放つ。
だが、この受け身のリアクションサッカーを続けているだけでは昨季王者・Hondaのゴールを破るのは簡単ではない。あと一押しが足りない。どこかで自らが主体的にボールを握る、能動的に動いてチャレンジしていく、そんな変化も必要だったのでは。
しかし、前半を0-0で折り返して迎えた後半は冒頭からHondaに決定機を作られ、危ない場面の連続。守備一辺倒は体力をむしばまれ、徐々に押し返す力がしぼんでいき、後半のシュート記録は0。そして、せめて勝ち点1でもという願いもむなしく、後半追加タイムにショートコーナーからニアでヘディングを叩き込まれて失点。〝らしさ〟を出せぬまま90分を戦い終えた。
「後半30分以降、苦しい時間にもう一つ前に出ていくために早めに交代選手を送り出したが、全体が守りの意識に入ってしまった。前に出ていく力が落ちた時にセットプレーからやられてしまった」と北嶋監督。4連敗、8試合勝利なし。長いトンネルから抜け出せずにいる。
日本フットボールリーグ