EDO、先制許すも逆転勝ちV
写真:後半、逆転ゴールを喜ぶEDOの選手たち。
東京1部EDO 2-1 アローレ
ホームで頂点に立つチャンスを逃すまいと序盤から果敢に攻めた。中盤の底で川原田が左右に散らし、そこから両翼を広げながら吉馴、吉田がゴールに向かって加速していく攻撃は迫力も流麗さもあった。だが、最終局面の仕上げの精度を欠くと、43分にはCB長谷川の右サイドに振ったパスを摘まれ、カウンターを浴びて失点。今節優勝には勝利のみが条件のチームは苦境に立たされた。
それでも和田監督は「今年のチームは先にビハインドを食らってもひっくり返して勝ってきた自負がある。それにホームのアドバンテージの力もかりれば逆転できるだろうと」
大きかったのが失点からわずか3分後の前半追加タイムの同点弾。右サイドから吉馴の放り込んだFKはファーサイドに流れたが、バウンドボールを池田が右足で蹴り込んだ。
後半は前半ほど勢いよく攻められず、むしろ失うものがないアローレに押し込まれる時間もあったが、61分に戦況打開を期待されたFW渡辺が投入直後にいきなり逆転ゴール。竹村からのアシストをエリア内で蹴り込むと、あとは守りを固めつつカウンター狙い。最後は巧みに時計の針を進めて逃げ切り、昇格2年目、2位SHIBUYAとの最終戦を前に無敗の状況でリーグ制覇を達成した。
和田監督の話
「選手たちがよく頑張った。僕が思っている以上に彼らの力があったし、彼らに優勝させてもらったという感じ。ただ、この優勝もあくまでも通過点で目標はやはり関東リーグ昇格。選手たちも試合が終わった後にあまり喜んでいなかったし、彼らの目指すべきところはここではなくて、もう一つ先なんだなと改めて感じた。関東大会は東京1位としての自信と責任を持って臨みたい。リーグ最終戦については、他県からのスカウンティングもあるだろうし、ケガの恐れもあるので、これからどう戦うかを考えたい」
・FW渡辺、投入直後に決勝点
・【ハイライト】EDO 2-1 アローレ
・東京1部 EDOが初優勝 最終戦前に決定
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