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FW渡辺、投入直後に決勝点
写真:後半に決勝ゴールを決めるFW渡辺。
東京1部EDO 2-1 アローレ
EDOに優勝をもたらす決勝点は途中出場のFW渡辺が決めた。1-1で迎えた後半はアローレの集中した守りに攻撃が停滞。特に前半から通してエリア内の攻撃に至っては、ボールに飛び込む迫力、執念、精度を欠いていた。そんな状況で監督からお呼びが掛かったFW渡辺は「相手にペースを握られていたし、自分が決めて優勝させる」と強い気持ちでピッチに入ったという。
61分に投入され、わずか1分ほどで結果を残した。左サイドからエリア内密集にドリブルを仕掛ける大嶽がDFライン手前で横にボールをはたくと、竹村が左足でストレートの鋭いラストパス。密集地帯のわずかな合間を縫って通ったボールを渡辺が右足で丁寧にさばくと、そのままGKを交わすように冷静に蹴り入れた。
「ファーストタッチがきれいに決まったので、GKも見てきちんとゴールに流し込めた」と渡辺。竹村のラストパス含め、一連の動きにひとつのムダもない完璧なゴールで、さすがのアローレも手が出なかった。
リーグ終盤はFW金城アンドレのレンタル加入の影響もあってスタメンから外れる機会が増えた渡辺。それでも「くさらずに練習から取り組めたし、結果が出てよかった」といい、和田監督も「僕の采配というより練習からやり続けてくれた彼の力」とたたえた。11月の関東リーグ参入戦に向け、攻撃陣の先発争いも活性化し始めた。
・EDO、先制許すも逆転勝ちV
・【ハイライト】EDO 2-1 アローレ
・東京1部 EDOが初優勝 最終戦前に決定
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