エリース、PK戦で敗退 ベスト4入りならず 地域CL出場権3チームも決定
写真:準々決勝で敗れスタンドに挨拶するエリースの選手たち。
全国社会人サッカー大会3日目は21日、滋賀県大津市、守山市の2会場で準々決勝4試合を開催。関東・東京勢で唯一勝ち残ったエリースは大津市皇子山総合運動公園陸上競技場でジェイリースFC(大分)と戦い、0-0からのPK戦で3-5で敗れ、初のベスト4入りを逃した。エリースは来季も関東1部残留。
そのほかの準々決勝は昨年の優勝チームFC刈谷(愛知)がPK戦の末にヴェロスクロノス都農(宮崎)を破り、JAPANサッカーカレッジ(新潟)は4-1でブランデュー弘前(青森)に快勝。昨年同大会3位のFC徳島(徳島)は3-1でSRC広島(広島)を退けた。
あすの準決勝の対戦カードはFC刈谷-JAPANサッカーカレッジ、FC徳島-ジェイリースFC。なお、今大会ベスト4以上に与えられるJFL昇格をかけた「全国地域サッカーチャンピオンズリーグ」への出場権(最大3チーム)は、すでに出場権を得ているFC徳島を除く3チームに権利が与えられることになった。
3枠が埋まらなかった場合のみJリーグ百年構想クラブの東京23FCにも出場権が巡ってくる可能性があったが、その可能性も消滅となった。
エリース、準決勝・地域CLあと一歩及ばず
勝てば準決勝進出、さらには全国地域CL出場権獲得に大きく近づく運命の一戦に臨んだエリース。前半は九州リーグ2位のジェイリースを相手にボールを動かしながら前進していく持ち味を発揮したが、得点は奪えずに0-0。
後半は徐々に疲れが見えつつも迅速な選手交代で攻守のバランスを保ち、右サイドの吉田、左サイドの濱口らが果敢に仕掛けた。53分には関東1部得点王のソン・ホギョンに代えて10番松岡を入れて1点を目指すが得点は生まれず。逆に終盤は相手の反撃も浴び、ポストに救われるなど際どいシーンもあったが、結局0-0のまま勝負はPK戦へと委ねられた。エリースは3人目の篠原のシュートが止められると、先蹴りのジェイリースは5人全員が成功。3-5で敗れ、エリースの全社、地域CLへの挑戦が終わった。
大会概要・トーナメント表
・第60回全国社会人サッカー選手権大会
TOKYO FOOTBALL
◇試合日程・結果
・第60回全国社会人サッカー選手権大会
日本サッカー協会 公式サイト
【全国社会人サッカー大会】
全国9地域の代表31チームと開催地(滋賀県)代表1チームの計32チームが10月19日から5日間に渡ってノックアウト方式で優勝を争う。優勝から4位までの条件を満たした(最大)3チームにはJFL昇格をかけた「全国地域サッカーチャンピオンズリーグ2024」への出場権が与えられる。試合時間は80分で、同点の場合はPK戦で勝敗を決める。