徳島は無念の準優勝 1点遠く
写真:準優勝に終わり悔しい表情を見せる徳島のイレブン。
全社決勝JAPANサッカーカレッジ 1-0 FC徳島
昨年の3位という成績からひとつ順位を上げて2位。準優勝という結果で終えたが、敗戦ということもあって、試合後の徳島の選手たちに笑顔はなかった。前半は雨で濡れたピッチの上を滑らかにボールが走る徳島らしさが出た。相手を動かし、その空いたスペースに人が走り、ゴールに向かってシュートまで持ち込む。
惜しむらくは10番久保田、11番谷山の決まったと思った前半の2本のシュートがいずれもポストを叩いたこと。結果的に80分を通して1点が遠い状況に陥ってしまった。「それも含めてフットボール。今日はうちのゲームではなかった」と羽地監督は無念そうに振り返った。
とはいえ今大会、各地域リーグの王者、全国地域CL出場権獲得済みのチームが次々に敗退していく中で、唯一ベスト4に入り、四国王者として最終日まで残り準優勝。昨年も地域CL出場権をすでに獲得していながら最終日まで残り3位の成績をおさめた。「この大会にかけるというより、目の前の試合をすべて勝ちにいくということだけしか考えていなかった。PK戦がなく4試合をすべて80分以内で勝って決勝までこれたことはポジティブ。次につながる」と監督はいう。
その〝次〟とは、JFL昇格をかけた全国地域CLのこと。監督はいよいよ迎える最大の難関に向けて意気込んだ。「今大会で自分たちのフットボールが相手にとって脅威になることを実感できた。もうひとつ、ふたつ、相手に分析されていない引き出しをつくって地域CLに臨みたい」。最後は悔しさよりも次なる戦いへの強い覚悟をにじませ大会をあとにした。
・【ハイライト】JAPANサッカーカレッジ 1-0 FC徳島
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