写真：得点を喜ぶクリアソンの大﨑と中山。

日本フットボールリーグ（JFL）のクリアソン新宿は16日、ホーム最終戦（第29節）を味の素フィールド西が丘で残留を争うミネベアミツミFC（宮崎）と戦い2－1で勝利。勝ち点を25に伸ばして前節14位だったミネベアミツミを逆転し、14位に浮上した。

クリアソンは最終戦で高知ユナイテッドと戦い、引き分け以上で残留が決定。仮に負けても下位2チームの15位ミネベアミツミ、16位（最下位）横河武蔵野の結果次第では残留となるが、得失点差を考えると残留の可能性が大きい。JFLは今季自動降格はなく、最下位のみが全国地域サッカーチャンピオンズリーグ（JFL参入戦）2位との入れ替え戦にまわり、勝てば残留、負けた場合は地域リーグへ降格となる。

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前半の好機逃さず 大﨑、齊藤が得点

前節を終えて14位ミネベアミツミ、15位クリアソン、16位横河武蔵野の3チームが勝ち点22で並び、残り2試合。熾烈な残留争いを繰り広げる中で迎えたクリアソンとミネベアミツミの直接対決。前半はミネベアミツミの攻撃を耐える時間に費やしたクリアソンだが、GK浅沼の好セーブなどでピンチを乗り切ると前半の終盤に好機が訪れた。

40分、左サイドで中山がFKをゴール前に放り込むと、大﨑がニアサイドでうまくバックヘッドで合わせて先制。少ない好機をものにした。さらに追加タイム2分、高い位置でのボール奪取に成功したFW齊藤が一気にゴールへ向かうと、相手GKに倒されてPKを獲得。これを齊藤が自ら決めて2－0とした。

この上ない形で前半を折り返すと、後半は残り10分を切ったところでミネベアミツミの大塚に強烈なミドルを叩き込まれたものの、以降は全員が一丸となって相手の反撃をしのぎ試合終了の笛。苦しみながらも、残留へ大きく近づく貴重な勝ち点3を手にした。

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