写真：チームの6点目を決めて笑顔を見せる谷口。

決勝ラウンドVONDS市原 6－3 福井ユナイテッド

後半追加タイム4分、入れ替え戦行きを手繰り寄せる6点目を奪ったのはCB谷口の左足だった。有永の右から放り込んだロングボールをエリア内で加藤が頭で競り勝ち、磐瀬が胸で落としてつないだボールを最後に左足で蹴り込んだ。「どうしてもあと1点取らなくてはいけなかったので。あまり覚えてはいないが、目の前にボールがこぼれてきたので、何とか決めることができて良かった」と振り返った。

第1戦、主将のCB渡辺の退場劇を招いたのは谷口の弱い横パスが発端。「アップの時はもう少しピッチも濡れてボールは滑っていたが、あの時は少し乾いてしっかりアジャストできていなかった。試合の入りだったし、横パスでなく前を選択していたら自分たちを苦しめる結果にはならなかったと反省している」

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今回、それを帳消しにするだけの値千金のゴールだったことは間違いないが、本人は「結果的には」と喜びは控えめ。「やはりあのプレーはしてはいけなかったし、次の試合に向けてチームとしても教訓になったはず。最後にいい試合をして必ず勝ちたい」。本当に喜ぶのは次に勝ってからといった感じだった。

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