東京選抜、国体関東予選に臨む16人発表
東京都社会人サッカー連盟は17日、19日から埼玉県熊谷市で行われる特別国民体育大会・関東ブロック大会(サッカー成年)に臨む東京選抜のメンバー16人を発表した。
福田雅監督が総監督を務める関東1部の東京ユナイテッドからDF上加世田達也(24)、草住晃之介(23)ら5人が選出され、また同チームのセカンドチームにあたる東京1部の東京ユナイテッドプラスからGK高橋謙太郎(25)、FW荒川滉貴(23)ら5人が選出された。また、山口遼ヘッドコーチが監督を務める関東2部のエリース東京からはMF橋岡和樹(26)、今回のチームで最年長となるDF長井章浩(39)ら4人が選ばれ、東京1部の東京海上からは過去に選出経験のあるMF小松聖音(32)、堀田稜(29)が選ばれた。
昨年の東京選抜でゲームキャプテンを務めた廣澤勇太(24)は膝のケガによる影響から選に漏れ、去年のチームからの連続選出選手はなし。東京海上の小松、堀田を除く14人が初選出となった。
メンバー招集苦慮 主力少なく若手中心
近年は各クラブが選手のケガや疲労蓄積を恐れて、国体チームへの選手派遣を断る傾向にあり、今回、東京の関東リーグ所属5クラブから選手が出たのは関東1部の東京Uと同2部のエリース東京の2チームのみ。またその両クラブから選出された選手も主力ではなく、試合に絡んだり絡めなかったり、もしくはまったく絡めていない選手もいる。
福田監督は「クラブ側はなかなか選手を出してくれない。そういった中でずっと試合に出続けている疲労感のある選手より、モチベーションが高く、ゲームに飢えている選手、まだまだ成長意欲のある若い選手を中心に選んだ」と苦心のうえでの選出を説明した。選考の判断基準については「強度」を重視したといい、「走力、球際、周囲との関係性、それらの強度がある選手を選んだ。正直、強度とハードワークくらいしか持ち味はないが、若い選手たちはここで勝てないようだと自分のチームに戻っても出番はない、未来はないというつもりで戦ってもらいたい。ここでブレイクしてほしい」と期待していた。
東京は19日の初戦で神奈川と戦い、勝てば翌日に1回戦シードで昨年本大会ベスト4入りを果たした茨城と本大会出場をかけて戦う。本大会は10月に鹿児島県で開催される。
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東京選抜 スタッフ・選手
監督:福田 雅(東京ユナイテッド)
ヘッドコーチ:山口 遼(エリース東京)
GKコーチ:林 晋太郎(学習院大学サッカー部)
アシスタントコーチ:竹中 康雄(TOKYO FID)
【選手】
1 GK 高橋 謙太郎(東京Uプラス)
2 MF 橋岡 和樹(エリース東京)
3 DF 上加世田 達也(東京ユナイテッド)
4 DF 柏原 大地(エリース東京)
5 FW 荒川 滉貴(東京Uプラス)
6 DF 草住 晃之介(東京ユナイテッド)
8 MF 小松 聖音(東京海上)
9 FW 関口 崇太(東京Uプラス)
10 MF 堀田 稜(東京海上)
11 FW 宮田 輝(東京ユナイテッド)
12 GK 高橋 潤(東京Uプラス)
13 DF 長井 章浩(エリース東京)
14 MF 太田 泰河(エリース東京)
15 MF 瀬川 泰樹(東京ユナイテッド)
16 MF 杉山 俊(東京ユナイテッド)
17 FW 上村 尚輝(東京Uプラス)
※数字は背番号
特別国民体育大会関東ブロック大会