東京サッカー [TOKYO FOOTBALL]

写真:前半に2得点を挙げる活躍を見せたN.のFW梅原。

関東社会人サッカー大会ニュース

N.、一時1点差に迫られるも4発勝利 梅原 瀧本2G

写真:前半に2得点を挙げる活躍を見せたN.のFW梅原。

MATCH REPORT後藤 勝

<関東大会1回戦:ザスパ草津 2-4 N.>

 日本大学のセカンドチームである東京都社会人リーグ1部2位のFC N.は、関東社会人サッカー大会1回戦で群馬県社会人リーグ1部1位のザスパ草津チャレンジャーズと対戦し、4-2で勝利。2回戦進出を決めた。

 日頃、都リーグ1部で見せているスタイルで群馬の強豪を退けた。ショートカウンターで相手陣深くに襲いかかり、サイドにポイントを作って重層的な崩しを見せ、クロス、コーナーキック、飛距離の長いロングスローで次々にゴールに迫っていった。前半25分、左右の揺さ振りから最後は猪野毛のクロスを18番FW梅原が頭で合わせて先制。あまりに鮮烈なゴールに、チャレンジャーズのサポーターも息を呑む。

 11分後の得点も梅原によるもの。右後方からのスルーパスにエリア内右でうまく逆サイドに蹴り入れて追加点。前半45分には20番FW瀧本もゴールを決め、前半だけで3得点。大勢は決したかに見えた。だが後半が始まると、チャレンジャーズの必死さに圧される時間帯が続いた。山本コーチは後半5分と18分の2失点をこう振り返った。

「良くはない。人がいるだけでは守れないところを衝かれた形だった。そこは反応、コミュニケーションを含めてまだまだ。相手も死にものぐるいで人数とリスクをかけて来ている」

 しかし2失点を喫したあとの試合運びには改善の兆しが見られた。尻に火が着いたあとサイド攻めを徹底して相手陣を脅かすところまではリーグ戦で苦境に陥った時と同様だったが、その後、コーナー付近でボールを保持し、1点のリードを活かして時間を費やしながら試合を進めた。同点に追いつくべくチャレンジャーズが前に出てくると、得意のショートカウンターでゴールに迫る。時間稼ぎをするだけのように見せかけながら、後半アディショナルタイムに瀧本がしっかりと追加点を挙げて突き放した。

「試合運びはまだまだだが、今日また肌で感じてくれた部分があると思う。次につなげてくれれば」と、山本コーチ。「正直、内容よりも結果。一発勝負は別物」というノックアウト方式の大会の試合中に成長を見せた選手たちに目を細めていた。2回戦はTIUと大学勢同士の対戦。対社会人とは異なる試合で、N.の対応力が再び試される。

【ハイライト】ザスパ草津チャレンジャーズ 2-4 N.

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