東京サッカー [TOKYO FOOTBALL]

写真:マスターズ東京大会で初優勝を飾ったBilobaの選手たち。

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Biloba初優勝 Griffinに2-1勝利 マスターズ東京大会

写真:マスターズ東京大会で初優勝を飾ったBilobaの選手たち。

 35歳以上による『日本スポーツマスターズ・東京大会』決勝が21日、清瀬内山運動公園で行われ、Intel Biloba TokyoがGriffin東京を2-1で下し、大会2度目の出場で初優勝を飾った。開始2分に鏑木が先制点を奪い、一度は同点に追いつかれたが、後半13分に相手GKとDFのパス交換に塩原がプレッシャーをかけてそのまま決勝点につなげた。優勝したBilobaは2月に埼玉県で開催される関東大会に東京都代表として出場する。

「セカンド意識」好機逃さず、したたか勝利

 大会は35歳以上という年齢を考慮して選手は何度でも出入りが可能な交代制度。10分、15分、20分と、主軸を残して次々にメンバーが入れ替わる。さすがにこれだけ出入りが激しいと両チームともにリズムの安定化や細かい戦術どうこうは難しい。だからこそBilobaの多淵監督(選手兼任)は「セカンドボールの奪い合い。そこはしっかりと距離感をつくって負けないこと」と決め事を掲げていたそう。

 ボールを弾き返して、中盤で落ち着かせ、前線を走らせる。凝ったことはできないが、Bilobaは自陣の要所で落ち着きと安心感があった。特にGK徳吉、CBの仙波と酒井、ボランチの村田と長谷川。相手のGriffinの中盤にはJリーグの横浜FCや川崎などで活躍した武岡優斗も奮闘していたが「センターラインではうちに利があったかな」と多淵監督。

 2得点は相手のミスに乗じて決めたもの。開始2分に相手のパスをFW小田桐が高い位置で回収し、それを鏑木がいきなり決め、同点に追いつかれて迎えた後半も比較的早い時間に塩原が相手GKの足元へのボールにプレッシャーをかけて泥臭くゴールに変えた。GriffinのMF星のゴールに比べると2点とも見劣りはするが、先手を奪い、守備陣の奮闘や中盤の攻防で負けず、うまくリードを保ってゲームを終わらせた印象だ。

 2017年にこの大会がスタートし、コロナの影響等で中止もあったが、これまで優勝したチームはエリースのみ。ようやくBilobaが2チーム目として歴史に名を刻んだ。多淵監督は「エリース、東京蹴球団、アストラ、セルベッサ。社会人クラブで偉大な歴史を持つクラブもこういう色々な経験を経て今のチームになっているはず。我々はそういったクラブからするとまだまだ黎明期ではあるが、サッカー好きの大人たちが集まってひとつの大会を優勝できた。少しずつこのIntel Bilobaというクラブが東京の中で根付いて認知してもらえるといい」と感慨深げだった。次は2月に東京都代表として関東大会に挑む。

【写真】表彰状とトロフィーを手にする村田(左)と酒井(右)。

Griffinは2年連続準優勝

 昨年決勝で敗れたエリースを準決勝でPK戦の末に破り、再び決勝に臨んだGriffinだったがリベンジはならず。もったいなかったのが失点の仕方と時間帯。前半開始早々にパスのズレから先制点を決められ、同点に追いつき逆転を目指す後半にもビルドアップの初期段階でつまずき先に失点した。雨で濡れたピッチでのパス交換にややリスクがあったか。

 攻撃面では加藤、馬込といった運動量とスピードのある2トップで押し込みもしたが、ゴールは前半18分にエリア内のこぼれ球をMF星が決めた1点のみ。終了間際にはFW川鍋が頭から飛び込む決定的なシーンもあったが決められずに無念のタイムアップを迎えた。

大会トーナメント表
2024日本スポーツマスターズ・東京大会(PDF)

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