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Biloba、CB松下の退場響く 3敗目
写真:前半6分にレッドカードを提示されるBilobaの松下。
【東京1部】Biloba 0-3 東京海上
東京海上を相手に開始6分で数的不利。時間帯を考えればファウルで止める以外にもGKに託す、1点のビハインドを背負う、いくつかの選択肢はあっただろうが、CB松下は背後を取られた相手を引っ張り倒して一発退場。多淵監督は「本来、彼は左サイドバックだが、今日は台所事情が厳しくてCBをやってもらった。ババを引いた感じで少し可愛そうだったし、彼のあの判断は尊重したい」と咎めなかった。
むしろ目くじらを立てたのは「ゲームの入り。あの状況にしてしまったのが全てだった」という通りで、東京海上の開始早々からの勢いを食い止める術を施せず、DF陣がロングボールの対処に背走させられる状況を招いたのがよくなかった。
前線からのプレスでロングボールを制限する、蹴られたとしてもコースを限定させるなど、DF陣が予測をして待ち構える状況を作ることは可能だっただろうが、風下の影響もあってか開始からバタつき、簡単に蹴られては跳ね返せず、セカンドも拾えずで、どれもこれも中途半端だった。
これで通算成績は5勝3敗。まだまだ上を目指せる状況にはあるが、監督は「上を見るよりもまずは次の対戦相手。順位が同じくらいの東京蹴球団さんにしっかりと勝つことが大事。そういった相手に勝ってこそ上も見えてくる」と話した。
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