東京サッカー [TOKYO FOOTBALL]

写真:後半早々にチームの3点目を決めたアストラのCB西前。

東京都リーグニュース

アストラ2勝目 得意のセットプレーを機に4点

写真:後半早々にチームの3点目を決めたアストラのCB西前。

【東京1部】三菱養和 1-4 アストラ

早々得点 点差開いた終盤は荒れ模様

 互いにここまで1勝同士。勝たなくてはいけない一戦で、冒頭アストラが得意のセットプレーで得点。逆に養和は苦手なセットプレーで失点。開始たった5分で勝負の明暗を分けた感があった。

 ただ、アストラからすればそれも狙い通りの展開。「養和さんは自陣からつなぐので、自分たちは受け身でなく前からプレスをかけてミスを誘発しようと入った。結果的にセットプレーを獲得して、ゴールにもつながって自分たちのやりたいことができた」と小松監督。

 気落ちしたままの養和に18分にはCKの流れから矢野が一発ミドルを沈めて追加点。このまま2-0で前半を終えれば完璧だったが、44分、SB加藤が自陣でパスの出しどころに困ってGKに戻したミドルキックがそのままゴールに突き刺さって1点差。

矢野が今季初ゴール 豪快ボレー弾

 それでも後半もセットプレーから再スタート。開始7分、右から本田が放り込んだFKをCB西前がうまく頭をひねる技ありのヘッドを決めて、オウンゴールで漂っていた重たい雰囲気を早々に払拭した。75分にもCKから最後は密集のルーズボールを二上が決めて4点目。守備面でも養和のシュートを身を挺して防ぐなど、アストラらしさを全面に出して後半は無失点。4-1でタイムアップを迎え「球際、切り替え、運動量。サッカーの基本3原則で今日は相手より勝り、強みも出せた」と監督は2勝目を喜んだ。

 とはいえ、終盤は接戦による激しいファイトというより、スコアが開いているからこその余裕さと一方の焦りがぶつかり合う荒れ模様となり、退場者こそ出さないものの互いにフェアプレーを欠くシーンがあり、後味の悪さも残した。小松監督は「お互い様だけど、社会人らしく冷静にフェアプレーで、最後まで戦えればよかった」と話し、三菱養和の漆間監督も「ゲームは完敗。だけどね」と首をひねっていた。

【ハイライト】三菱養和 1-4 アストラ

東京都社会人サッカーリーグ1部

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