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保田、ロスタイムに逆転呼ぶ2得点
写真:決勝点を決めて喜ぶ保田(右)と祝福する金澤。
【東京1部】EDO 2-3 CERVEZA
スコアは1-2で後半ロスタイムに突入。ここから保田がこの試合の主役に一気に躍り出た。ロスタイム2分、得意のセットプレーでの役割は直接ボールに飛び込むよりも、味方の競ったこぼれ球への反応。「前半から(川井)健吾がいいボールを蹴っていたので狙っていた。ようやくきた」というのがこの場面。上野のヘッドがDFに当たってポストの脇に外れかけたが、とっさに現れた保田がジャンピングボレーで蹴り込み同点。
さらにまだ続きがあった。ボールを自ら持ち返ってすぐにプレーを再開させると、ロスタイム5分のラストワンプレー。右奥で細かくつないで密集を通過すると、上野からマイナスの折り返しがエリア内の保田のもとへ。「結構早いボールを(上野)岳人がくれたので、振り抜くよりも足を乗せればそのままファーにいくかな」と。向かってくるボールをあやすように優しく右足を合わせると、きれいな弧を描いてゴール左すみに吸い込まれた。
「蹴った瞬間に入るかなと思った。決まってよかった」と保田。監督からも常に信頼の厚い30歳のベテランがチームに歓喜を呼び込んだ。
保田が決めた決勝点(90+5分)
東京都社会人サッカーリーグ1部