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アローレ、途中出場の林が2得点
写真:後半に2点目のゴールを決めるアローレのFW林。
【東京1部】アローレ 4-1 Biloba
明暗を分けた一つの要因はハーフタイムの采配。互いに1点ずつを取り合って迎えた後半あたまから、アローレはベテランのFW林を投入。「前半を見ていて気持ち的に戦えていなかった。まずは自分が気持ちから変えていくつもりだった」と林。早々に自らひとつシュートを刻んでゴールへの感触をつかむと、54分には左から泉の蹴ったCKをニアに飛び込み、頭で軽くこするバックヘッドでいきなり決めた。
さらに62分にも連続ゴール。「今日は心に余裕があったし、相手の動きも見えていた」といい、最終ラインを抜け出してエリア内に入ると、止めにかかったDFを縦に行くと見せかけて内側にかわし、そのまま右足で蹴り入れた。
ベテランの奮起にチームは勢いづき、84分には相手のクリアボールを遠藤が遠い位置からダイレクトで豪快に蹴り込む“ゴラッソ”で4点目。 試合の行方が決まると、林はロスタイムに若手に出番を譲る格好で交代し、最後はベンチで勝利を見届けた。
「僕に出来ることは限られた時間の中で気持ちを見せて戦うこと。みんなに乗り移っていけば3位以内も見えてくるはず」。ベテランの活躍がまぶしかった。
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