武蔵野がクリアソンに4-0で勝利 JFL
写真:武蔵野が4-0でクリアソンに勝利。ゴールを喜ぶ小口ら。
日本フットボールリーグ(JFL)は9日、第20節1日目の3試合を開催。前節を終わって4位につけるクリアソン新宿と14位の東京武蔵野ユナイテッドによる東京勢同士の一戦が北区・味の素フィールド西が丘で行われ、武蔵野が4-0で快勝した。試合後の勝ち点はクリアソンが28で暫定4位。武蔵野は同22で暫定12位につけている。次節、クリアソンは16日にアウェーで鈴鹿ポイントゲッターズ(三重)と、武蔵野は17日にホームで高知ユナイテッド(高知)と戦う。
前半2点 後半2点 武蔵野ゴールラッシュ
互いに3-4-2-1のシステムで臨んだクリアソンと武蔵野の東京勢同士の一戦。序盤はクリアソンが武蔵野をサイドに追いやり、攻撃の手口を封じながら、ボールを動かして主導権を掌握。しかし、最初に決定機を作ったのは武蔵野。21分、高い位置で相手DFのパスを奪ったところから素早く縦につないで石原が強烈なシュート、さらに26分にはエリア内でMF一宮が左足で狙ったがいずれも決まらず。
2度の決定機を逃して、流れを手放しかけたが、それでも32分にセットプレーから武蔵野が先手を奪う。左からのCK。ショートコーナーで変化をつけたところで、小林の放り込んだクロスを小口が頭で叩き込んだ。さらに41分にも左からのFKを小林がゴール前に鋭いボールを入れると、それを小口が決めて前半を2-0。
後半は早々に武蔵野の小林がエリア内で倒されて一度は主審がPKを判定したが、直後にラインズマンに確認した末に取り消しに。ゲームの行方はわからなくなったが、それでもこの日の勢いは引き続き武蔵野。51分、クリアソンが前に出たところを中盤の網にかけてカウンターを発動すると、最後は左からの折り返しを石原が決めて3-0。さらに60分には右サイドから小林がゴール前に放り込んだFKがそのままゴールに吸い込まれて4点目。
終盤にかけてクリアソンも必死に反撃に出たが、DF5人を並べる武蔵野守備陣の前にネットを揺らすことができずタイムアップ。武蔵野がホームのクリアソンを相手に4点を奪うゴールラッシュで東京ダービーを派手に制した。
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