東京U エリース 南葛 SHIBUYAが準決勝へ 東京カップ2次戦1回戦
写真:南葛は大前のゴールなどで逆転勝ちで準決勝進出。
東京都社会人サッカーチャンピオンシップ(東京カップ)は10日、1次戦を勝ち抜いた3チームと関東リーグ所属5チームによる2次戦の1回戦4試合を駒沢補助競技場で開催。関東1部の東京ユナイテッド、エリース東京、南葛SCが格下に順当勝ち。東京1部のSHIBUYAはPK戦の末に関東1部の東京23を破り、準決勝に駒を進めた。
東京Uは滝沢和司がハットトリックの活躍を見せて、RFC(東京2部)に6-0で大勝。エリースは松岡ジョナタンの2得点などで3-1で日立ビルシステム(関東2部)に競り勝った。南葛は東京蹴球団(東京1部)に先制点を許したが、前半のうちに同点に追いつくと、後半は大前元紀らが得点を重ねて4-1で逆転勝ち。SHIBUYAは1-1で迎えたPK戦を7-6で制し、格上の東京23を破った。
準決勝の対戦カードは東京ユナイテッドーエリース、南葛ーSHIBUYAで、17日に清瀬内山運動公園サッカー場(A面)で行われる。勝利した2チームは決勝進出と共にJFL所属2チームとの社会人代表決定戦の出場も決まる。
東京カップ2次戦 1回戦
東京U、後半一気に5点
東京ユナイテッド 6 - 0 R.F.C. Tokyo
東京Uは唯一東京2部で2次戦進出を果たしたRFCを6-0で退けた。前半はCKから塚越が決めた1点にとどまったが、後半10分に再びCKから滝沢が追加点を挙げると、以降は一方的。1点がほしいRFCが次第に前へ出ると、空いた背後のスペースを次々に突いて攻略。3点、4点と得点を重ねるとRFCの集中力も切れ、滝沢がハットトリックを達成するなど後半は5点を追加。6-0で大勝した。RFCは途中GK紺野が負傷退場するアクシデントもあったが、要所で粘れず、快進撃はここまで。
エリースは3点快勝
エリース東京 3 - 1 日立ビルシステム
エリースは的確にスペースへ走り、そこへ正確にボールを届ける連動した攻撃が光り、日立を3-1で退けた。開始わずか2分、1本の縦パスを最終ラインの背後に通して松岡が決めて先制すると、34分には神田のラストパスを三枝が決めて追加点。40分に1点を返されたものの、その2分後に日立の最終ラインをショートパスで簡単に破り、松岡が決めて3-1。後半も内容は変わらず、スコアこそ動かなかったが、そのまま逃げ切った。
南葛は逆転勝ち
南葛SC 4 - 1 東京蹴球団
南葛は風間監督の初陣を逆転勝ちで飾った。28分にFKから東蹴の長谷川に決められて失点したものの、その後、選手交代などで修正を施すと代わって入った佐々木のアシストを神田が前半終了間際に決めて同点。落ち着いた後半は攻守で優位に立ち、59分に左からのクロスを大前が頭で決めて逆転に成功すると、82分に加藤、追加タイムに金城がダメ押して4-1で勝利した。
SHIBUYAはPK勝利 GK木村活躍
東京23FC 1 - 1(PK6-7)SHIBUYA
55分に相手のハンドで数的優位、さらにPKを得たSHIBUYA。それを伊藤が決めて先制。しかし、75分に同点に追いつかれてPK戦に突入すると、PK戦は1本目、2本目を失敗するなど劣勢。だが、GK木村が窮地を救い、最後は7-6で制した。
【ゲームハイライト】
・東京ユナイテッド 6 - 0 R.F.C. Tokyo
・エリース東京 3 - 1 日立ビルシステム
・南葛SC 4 - 1 東京蹴球団
・東京23FC 1 - 1(PK6-7)SHIBUYA
◇大会日程・トーナメント表
・東京都社会人チャンピオンシップ(東京カップ)