JFL2年目クリアソン飛躍誓う新体制発表会

2023年1月22日

写真：新体制発表会で挨拶をする成山監督。

　日本フットボールリーグ（JFL）のクリアソン新宿は22日、新宿区内で新体制発表会を開き、集まったサポーターらを前にJFL参戦2年目のシーズンに向けて飛躍を誓った。

　JFL初参戦の昨季は6勝6分け18敗で16チーム中15位。辛うじて残留を果たすという厳しい結果に終わった。チームを率いて6年目を迎える成山監督は「昨年はたくさん負けてしまったが、皆さんの励ましを受けて一年間頑張り続けることができた。今年はその恩返しをする。新宿に明るい話題を提供して、新宿に貢献できるチームになります」と力強い口調でリベンジを約束した。

　今季はこれまでの練習環境に変化を施し、平日19時から21時だった練習時間を2時間早めて17時から19時に変更。練習回数も平日3回から4回に増やした。昨季は練習を終えてから帰宅をすると、選手によっては日付をまたいでしまうこともあったそうで、翌日に仕事をこなす社会人選手たちにとって疲労の蓄積は相当だったよう。「今季からは練習が終わったあとに食事を取って、ゆっくり睡眠を取れるようになる」と丸山代表は歓迎していた。

　成山監督も「これまでカテゴリーが上がるごとに練習回数を1日増やすようにお願いしてきたが、さすがに去年はこれ以上増やすと仕事にも影響があると思い遠慮して言えなかった」とのこと。今年からは希望通り1日増え、且つ、夏場対策も考えて出来るだけ日中に近い時間帯に練習時間を設定でき、「みんなが活動に参加できて、みんながサッカーでもしっかり戦えて、みんながサッカー以外のところでも学んでそれをサッカーに還元もできる。非常に手応えを感じている」と笑顔で話した。

新加入選手は現時点で6人が決定

　新加入選手はJリーグ経験者が5人と新卒が1人の現在6人が決定。Jリーグ通算91試合の出場経験があり福島ユナイテッドから社員選手として加入したDF鈴木翔登（30）は「2週間ほど経ち最高のクラブにお世話になることができたと思っている。精一杯、チームのために献身的に頑張りたい」と抱負を述べ、明治大学から加入のFW赤井シャロッド裕貴（22）は「若さのあるフレッシュなプレーを見せたい」と意気込んだ。主将は昨年に引き続き須藤岳晟が務める。