東京海上6勝目 早々に数的優位
写真:東京海上はBilobaに快勝し6勝目。
【東京1部】Biloba 0-3 東京海上
互いに5勝2敗。6勝目をかけた上位対決は、冒頭のBilobaの退場劇で、大方勝負の行方が決まってしまった感があった。東京海上は風上、縦のロングボール、走力、これらをうまく組み合わせて開始からBilobaの最終ラインにプレッシャーをかけ、わずか6分で裏に抜け出た倉持が引っ張り倒されて相手CBを退場に追いやった。
Bilobaの粘りに阻まれてなかなか先制点を奪えなかったが、37分にショートパス、くさび、3人目の動きで複数人が連動して相手の守備をかき乱すと、最後はエリア内に侵入したMF田中がDFを一人外して左足で仕留めた。
後半は「最初の15分で2点目を奪って試合を決めよう」という掛け声と共に入り、55分に主将の小松がしっかりとミドルを決めて2点目。以降はやや中だるみの時間にBilobaの反撃も浴びたが、それでも失点はせず、最後は途中出場のFW佐藤が3点目をダメ押し。連勝を5に伸ばして6勝目を手にした。
FW佐藤は3戦連発
前節、終了間際に劇的な決勝点を奪ったFW佐藤はこの試合後半から出場し、2-0で迎えた90分にカウンターで左サイドを突き抜けた積田のクロスをゴール前でワントラップし、バウンドボールを左足で豪快に決めた。「正直、今日はゲームに入りきれていなかったので、最後に決めることができてよかった」と佐藤。
これでケガから復帰後、4試合に出場し3得点。3試合連続ゴールでチームも5連勝となり「チームは勢いに乗れているし、自分も徐々に得点の感覚を思い出してきた。クロスからの得点が自分の武器なので、これからもゴールで貢献したい」と意欲的だった。
東京都社会人サッカーリーグ1部