東京サッカー [TOKYO FOOTBALL]

写真:Criacaoはロスタイムに小椋が決勝点を決めて1-0勝利。

東京都リーグニュース

Criacao、明学との10連勝対決制す 劇的勝利 東京2部

写真:Criacaoはロスタイムに小椋が決勝点を決めて1-0勝利。

 東京2部1ブロックは24日、開幕10連勝同士で勝ち点30で並ぶ明治学院スカーレット-Criacao Shinjuku Procriarの首位攻防戦が行われ、Criacaoが後半追加タイムに小椋光平の決勝ゴールで1-0で勝利した。Criacaoは勝ち点を33に伸ばし単独首位。残り3試合を2勝1分け以上で他チームの結果に関係なく優勝・1部昇格が決まる。明治学院は初黒星で同30で2位。Criacaoと同じく残り試合数は3。

守備陣奮闘 流れ引き寄せ最後に小椋が決勝点

 開幕10連勝同士の大一番。優勝・1部昇格へ大きく近づく1勝を挙げるのは社会人か大学生か。 緊張感漂う中、冒頭から一体感を持ってゴールに分厚く向かったのはCriacao。だが、そんな社会人の攻めに動じることなく淡々とサッカーをこなす明学はボール保持率を高めて、自らのペースに持ち込んだ。

 最終ラインでボールを横に動かしながら、相手を動かし、間隙を広げて縦を突いてゴールに向かってどんどん勝負。さらには左から久保が単独でドリブルも仕掛け、CriacaoのDFを吸いつけたところではたいて吉澤らがシュート。Criacaoの最終ライン、GK公文らをバタつかせた。31分過ぎにはエリア内にドリブルを仕掛けた久保がDFに押し倒されて、両チームの視線が一斉に主審に集まったが「笛」は吹かれず。

 0-0で迎えた後半もさほど構図は変わらなかったが、攻めの時間が長くとも点が入らなければ徐々に流れは傾いていくもの。その空気を動かしたのは間違いなくCriacaoの守備陣だった。最終ラインを突破されかけても最後のシュートコースには必ずCB佐々木らが身体を入れて跳ね返し続け、繰り返すうちに耐性ができて集中力はより研ぎ澄まされ、いつしか攻められていながらも失点の匂いは消えていった。

 Criacaoからすれば残るはゴールだけ。徐々に前線で大和田らが奮闘し、シュートを重ね、残り10分を切ると前節終了間際に決勝点を挙げたFW鈴木も投入。次第にCriacaoの雰囲気、勝ちパターンに明学をはめていった。

 提示されたアディショナルタイム4分のうち1分が経過したところで、Criacaoは右サイドでCKを獲得。一度目、二度目と放り込んだボールは跳ね返されたが、作り直して右から小坂が上げたクロス。ニアで潰れた鈴木の背後に飛び込んだのは途中出場の小椋。頭で合わせたボールは勢いよくゴールに突き刺さって決勝点。Criacaoが前節に続く全勝対決をまたしても劇的なサヨナラ勝ちで制し、いよいよ優勝が見えてきた。

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東京都社会人サッカーリーグ2部

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