東京サッカー [TOKYO FOOTBALL]

写真:ハーフタイムに選手たちと話をする青柳監督。

東京都リーグニュース

東京ベイ青柳監督「優勝は選手たちのおかげ」

写真:ハーフタイムに選手たちと話をする青柳監督。

 東京2部3ブロックの東京ベイFCは12日のINAHO戦に2-0で勝利し、勝ち点を36に伸ばして最終戦を前に優勝を決めた。チームを率いて2年目の青柳監督は「今季はすごくいい補強ができた。戦術的なこと、細かいことをやらなくても個の力で勝てる試合が多かった。優勝は選手たちのおかげ」と感想を述べた。青柳監督との主な一問一答は以下の通り。

FW加部の2発でV決める 東京ベイ

── 優勝を決めた今の感想は。

「勝たなくてはいけないという試合で緊張感もあったが、先制点が取れたので、そこからはみんな自分らしいプレーをしてくれた。勝てることができてよかった」

── まだ最終戦が残っているが、今季はここまで慶應に1敗はしたものの、それ以外は引き分けもなくすべて勝ち切った。一番の要因は攻撃力なのか、メンバーなのか、個のスキルなのか。監督から見てどうか。

「シンプルにメンバーだと思う。僕自身は名ばかりの監督で、普段朝練活動をやっているコミュニティーの選手たちが集まってくれたことが大きい。特に僕自身2年目となる今季はすごくいい補強ができて、いわゆる戦術的なこと、細かいことをやらなくても個の力で勝てる試合が多かったなという印象。優勝は本当に選手たちのおかげでしかないと思う」

── 選手たちの口からも「戦術は特に決めていない」という話をしていた。その中で厳しい2部を勝ち抜き優勝を決めたが、監督としてはどんなチーム作りを心がけてやってきたのか。

「個の力が強い選手が多いので、あまり細かいことを決めるよりも、それぞれの特徴を生かすサッカーを心がけた。チームとしての週末活動は公式戦以外はしていないし、練習も朝練しかしていない。そこで深い戦術を取り入れようとしても無理があるので、それよりかは個人を生かす、特に攻撃面を生かす戦い方を取ってきた。とはいえ、朝の活動を週に1回、2回は必ずやっているので、その中で選手たちが自然とタイミングや特徴などの共通理解を深めてきたところはあると思う」

── そもそも東京ベイのチームコンセプトや目標はどういったところに置いて活動しているのか。

「去年、この体制で始動したときは上を目指そうとか、そういったことは考えていなかった。でも、今年の4月の時点では本当にいい選手が集まったので、はっきりと1部昇格を目標に置いた。その目標を1年で達成できたことは本当に素晴らしいと思うが、じゃあ、その先の関東を目指していくのかというと、今は考えていない。あくまで今のやり方、日々のサッカーとサッカー以外の自分の生活を楽しみながら、1部でも常に上位にいるようなチームを作っていけたらと思う」

── 来季は1部へ昇格となるが、現状のやり方、戦い方だけでは厳しいかもしれない。

「体制の見直しは当然必要になる。特に今年に関しては僕と代表の2人で事務的なことはすべてやってきて、選手たちはサッカーをやるだけの環境だった。来季カテゴリーが上がる中でそこは変えていかなくてはいけない。それに選手のレベルにあった監督、フィジカルトレーナーなどのスタッフも検討したいと思っている。そこはかなり前向きに考えている。曖昧なまま戦えるほど1部は甘くないだろうし、2部とはまた違う厳しさが待っている。ここからしっかりと考えて決めていきたい」

東京都社会人サッカーリーグ2部

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