BANDELIEが2ブロック逆転優勝 Griffinに2-0勝利 東京2部
写真:85分に貴重な追加点を決めたBANDELIEの矢部。
東京2部2ブロックは19日、優勝の可能性を残す2位BANDELIEが8位Griffin東京との最終戦に臨み、2-0で勝利。勝ち点を39に伸ばして暫定首位でリーグ戦を終えていたRFC(同38)を抜き、初優勝が決定。来季の1部初昇格を決めた。BANDELIEの今季の通算成績は12勝3分け。一方、敗れたGriffin東京は勝ち点18の10位につけており、最終戦は26日にプログレッソ東京と戦う。
勝利がV条件 終盤まで1-0も最後に矢部がとどめ
勝てば優勝。引き分け以下なら暫定首位でリーグ戦を終えているRFCの逃げ切り優勝。勝つしかないBANDELIEに22分、願ってもない先制のチャンスが。ハンドで得たPKを瀧口が落ち着いて決めて先制した。続く30分すぎにも再び相手のファウルによるPKを獲得。しかし、これを瀧口が中央にふわりと浮かせるパネンカを狙ったがバーに当たり失敗し、その跳ね返りを自らが蹴り込んだが、“2度蹴り”のファウル判定でノーゴール。
この時点で2-0としていれば、大量点もあっただろうが、ゲームは1-0のまま推移。相手が上位との優勝争いや直接対決であればゲームも白熱したが、8位Griffinは10番村上が攻守のつなぎ目でボールをさばくものの、前線は裏を取れず、収まらずで守備陣の奮闘が光るばかり。結局、ゲームはBANDELIEが一方的に押しながらもスコアは動かず、終盤まで地味にもつれた。
それでも残り5分、へたに1点を守りきらずに積極的に攻めに出たBANDELIEの姿勢が実った。85分、CKから長身の矢部が会心のヘッドを叩き込んで2点目。最後は気持ちよく2-0の快勝で優勝を決めた。
チームの中心のMF岸は「僕らは特に母体がなく、どこか特定のOBが集まるチームでもなく、人とのつながりから成るチーム。去年のメンバーがほぼそのまま残り、この2年間、日々の活動ですり合わせ、積み上げてきたことを今季は出せた。それが優勝できた要因だと思う」と話した。BANDELIEは来季1部にステージを移して戦う。
東京都社会人サッカーリーグ2部