東京Uプラスは白星発進 Bilobaに勝利
写真:東京Uプラスは上村のゴールなどで白星発進。
東京1部東京Uプラス 3-1 Intel Biloba
紙一重の勝負3-1で制す
前半を2-0で折り返した時点で東京Uプラスの快勝かと思いきや終盤まではどちらに転がるかの「紙一重だった」と黄大俊監督。15分に縦パス1本で最終ラインを抜け出た上村がGKの頭上を超える山なりのゴールを決め、44分には上村のクロスを木村がヘディングで合わせて2点目。
だが、後半はその2-0という安牌なスコアに緩みが生じたのか、Bilobaのロングキックと再三ゴール前に放り込むロングスローに手を焼き、防戦一方に。そして65分にゴール前のこぼれ球を蹴り込まれて1点差。
それでもすかさず修正を施す監督の鋭い手綱さばきが光った。「うちが1トップだったこともあり、相手のCBにフリーで蹴らせ過ぎていた」。
69分に190センチの長身FW望月を投入し、1トップから2トップに変更。敵のCBに2トップがプレッシャーをかけて相手のロングキックの精度を削り、且つ自陣の3枚だったDFは5枚に増員し、最終ラインを安定させた。FW望月もしっかりとボールを収めて前線で時間を作り、味方の押し上げを促し、気がつけばゲームは一進一退に。
最後は88分に上村が決定的な3点目を仕留めて勝負あり。逃げ切り勝ちでなく、相手を突き放す3-1というスコアは選手にとっても大きな自信になったはず。監督は「開幕戦に勝てたことが何より。練習時間が確保できない中で、うちは試合の中で積み上げていくしかない。勝つことによって付いてくる自信は間違いなくあると思うので、こうやって一つずつ積み上げていきたい」と勝利を喜んだ。
・FW上村、全ゴール絡む2G1Aの活躍
・Bilobaは2連敗 連係に課題残す
東京都社会人サッカーリーグ1部