エリースが東京U破り2勝目 関東1部
写真:先制ゴールを決めるエリースのFWソン・ホギョン。
関東1部エリース 3-2 東京U
ソン・ホギョンが2点 終盤に松岡が決勝点
開幕2連敗したあと第3節の東京国際大FCに5-0で快勝し、いよいよ本領発揮と思われたエリースだが、前節はジョイフル本田にロスタイムに決勝点を奪われて、2-3で負け。ここで4敗目を喫すようだと、早くも上を目指すよりも残留が目標になりかねなかったが、瀬戸際で踏ん張った。
前半は冒頭からビルドアップが機能し快調に飛ばした。中でも存在感を見せたのは東京Uから出戻ったFWソン・ホギョン。強さと巧みさで前線でボールを収めて起点を作るだけでなく、この9番しっかりと結果も残した。25分に左から中道が放り込んだクロスを中央で収め、相手を背負いながらも独力で前を向いて右足で蹴り入れて先制点。さらにその3分後には左からのクロスにファーサイドでスライディングで合わせて華麗に2点目。チームを最前線で引っ張った。
だが、簡単に終わらないのが関東1部。35分に東京Uの佐々木に反撃の狼煙となる一撃を決められると、後半は形勢が逆転。ハーフタイムに室崎、塩貝らスピードのあるイキのいい面々が加わった東京Uの走力に押し込まれ、69分には塩貝に決められて2-2の振り出しに。さらに前線からのプレス、ショートカウンターと絶え間なく続く東京Uの攻撃にさらされ、バーやポストに救われるシーンも続出。それでも何とか追加点を与えず切り抜けると、85分、右からのCKを10番松岡がどんぴしゃりのヘッドを決めて勝ち越した。
後半のゲーム内容は完全に東京Uのものだったが、主導権を握っていた前半にしっかりと2点を奪い、後半は苦しい展開の中でもセットプレーで一発。苦しみながらもエリースが接戦をものにした。
関東サッカーリーグ