写真：ゴールを決めて喜ぶ東京海上の林。

東京1部BANDELIE 1－3 東京海上

　東京海上が7戦目でようやく2勝目を挙げた。今季は接戦を勝ちきれず、引き分けや負けが多く、試合前の通算成績は1勝3分け2敗と低調な出来。この日も風下の前半にCKから主将の高岡が先制点を奪いながら、風上に立った後半は突き放すつもりが逆にいきなり追いつかれた。

　結局、いつもの流れで勝ち点3を手放すのか。そんな不穏な空気をFW林が断ち切った。失点から5分後、エリア内右のルーズボールを拾った田中が中央へ折り返すと、ボールを受けた林は、反転しながら強気に左足を振り抜きゴールに突き刺した。前節のEDO戦に続く2戦連発で「ゴール前の感覚が戻ってきている」とうなずく林。

　さらに1点のリードではまだまだ安心できなかったが、80分にはカウンターから林のアシストを田中が決めて3点目。ようやく勝利を決定づけた。

　とはいえ相手は未だ未勝利で昇格組のBANDELIE。「快勝ですかね？」の問いかけにも林は「全然。いい時と比べて決定機を作れる回数も少ないし、マイボールにする回数も少ない。次の試合もどうなるかわからない」と笑顔はなかった。

　それでも同点に追いつかれてから再び突き放せたことはやはり自信になったようで、「こうやって1点でも多く取って勝つ試合を積み重ねていければ連勝の流れはできてくる。道は開けて行くと思う」と前向きだった。

・【ハイライト】BANDELIE 1－3 東京海上

東京都社会人サッカーリーグ1部

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