東京サッカー [TOKYO FOOTBALL]

写真:後半に決勝点を奪って駆け出す東京Uの平松。

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東京U、鮮やか逆転 東国大に2-1 関東1部

写真:後半に決勝点を奪って駆け出す東京Uの平松。

 関東1部の東京ユナイテッドは2日、千葉県・フクダ電子アリーナでホームゲーム第6節を東京国際大学FC(埼玉)と戦い、平松柚佑の決勝ゴールで2-1で勝利した。東京Uは3勝1分け2敗の勝ち点10で5位につけている。次節は3週間後の23日にアウェーでジョイフル本田つくば(茨城)と対戦する。

選手交代を機にスイッチ 平松決勝点

 時折、雨脚が強まるフクダ電子アリーナ。前半、東京Uはピッチコンディションに適したサッカーを展開する東国大に押し込まれた。前線に長いボールを蹴って走って、勢いで押し込む。さらにロングスロー、CKでエリア内の密集地帯にボールを落として何かを起こそうとする大学生。

 その戦略にはまり、27分にはカウンターで左から簡単にクロスを上げられると、GK大石が相手のシュートを阻みに飛び出したが、その接触がファウルの判定となりPKで失点。東京Uも前半はCF松久保にボールを預けて2列目が絡む同様のサッカーを展開したが、惜しいチャンスはありながらも無得点。

 後半も雨脚、ピッチコンディション、相手のサッカーも特に変化はなかったが、東京Uはショートパスを多用し始めた。せっかくのフクダ電子アリーナの上質な天然芝。ロングボールばかりではもったいないとでも言いたげにMF伊藤、瀬川ら確かな技術を持った面々がボールをスピーディーに走らせてゴールに迫っていく。

 頃合いのタイミングで東京Uは走れる室崎、佐々木らをピッチに投じて攻撃を加速。62分には松久保がハーフライン付近で相手CBに迫ってボールを奪ってカウンターを発動すると、右サイドのスペースを突き抜けた佐々木の折り返しを室崎が滑り込んで同点に追いついた。

 流れがホームチームに傾くと一気に仕留める。77分、途中出場の滝沢が左サイドで粘ってエリア内に折り返すと、ニアでボールを受けた松久保は丁寧にポストプレー。エリア内左に転がるボールを平松が右足で逆サイドに巻いて鮮やかにネットを揺らした。

【写真】3勝目を挙げた東京Uのイレブン

 この1点を守りきって逃げ切り勝ち。相手は未だ未勝利で最下位の東国大だが、関東1部の勝負は常に紙一重。相手、スコアよりも最も大切なことは勝ち点3を挙げること。勝負に徹した東京Uが貴重な3ポイントを手にした。

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