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写真:東京23は4点を奪って南葛に快勝。

関東リーグニュース

東京23会心の4得点 監督「走り勝てる自信あった」

写真:東京23は4点を奪って南葛に快勝。

関東1部南葛SC 1-4 東京23FC

 高い技術をベースに細かくパスをつないで攻め込む南葛に、東京23は陣形をコンパクトに保って網を張り、奪ったボールはすかさずDFラインの背後、サイド奥深くに散らして駆け出す。密集から分散。相手の土俵ともいえる狭い空間を広い空間へと広げていく。

「自分たちが縮めば縮むほど相手は縮んでくる。じゃあ、その分の伸びた距離をどう使うか」東京23・小松監督はそこにこだわった。

 40分、前線でギュッと密になって圧力をかけ、後ろ向きでボールを受けた南葛今野の死角から村上が襲いかかって奪い去り、すかさずミドルシュート。ボールはGKの頭上を越えてゴールに吸い込まれ、奪ってからの速攻が実って前半を1-0で折り返した。

 だが、後半は南葛が冒頭から3枚替えを施し、楠神ら足下の技術に長けた選手が入ると徐々にボールポゼッションを許し、58分にはFW大前に鮮やかなボレーを決められて同点。そのまま南葛の距離感、サッカーにはまりかけた。

 それでもさすがはタフなリーグで首位に立つチームだけあって、若いイレブンは勝負どころの時間帯でも運動量は落ちない。むしろ終盤にかけて「自分たちの方が走れる自信があった」と監督。ボールを握られてもやられっぱなしになるわけではなく、パス&ランで逆襲。大きかったのは62分、72分のセットプレー2発。いずれもボールを大切にする相手よりもボールへの執着で上回り、1本目は主将のCB敷田がゴール前のFKで力強く競り勝ったボールを村上がプッシュ。2本目はCKを村上が相手よりも先にボールに頭を突き出してネットを揺らした。

 82分には攻守のバランスが乱れた南葛の空間をFW福本が颯爽と中央突破で突き破り、ダメ押しの4点目。首位の勢い、力強さを強烈に見せつけた完勝だった。

小松監督「あくまでもJFLへ」
「リーグ戦に勝って優勝することはもちろん大事。でもあくまでも11月の時点で自分たちがJFLに上がるにふさわしいチームになれているか、そのための一戦、一戦として戦っていけるかが大事。もちろん勝ちながら成長できたらいい。ただ今日は勝ったけど、もう次があるし、喜ぶのはこれで終わり。選手たちにもまた次の試合に集中しようと言い続けているし、そこは割と彼らも地に足をつけてやれている」

FW福本独走 どとめの一発 得点ランクトップ
東京23が南葛に4点快勝 首位キープ 関東1部
【ハイライト】南葛SC 1-4 東京23FC

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