東京U、東京23など勝利 セルべが南葛破る 東京カップ
写真:東京Uは新関の2ゴールなどで5-0で快勝。
東京都社会人サッカーチャンピオンシップ(東京カップ)は26日、1次戦を勝ち抜いた3チームと関東リーグ所属の5チームによる2次戦1回戦を開催。関東1部の東京ユナイテッド、東京23FC、関東2部のエリース東京、東京1部のCERVEZAの4チームがそれぞれ勝利し、12日の準決勝に駒を進めた。準決勝の対戦カードは東京U-エリース、東京23-CERVEZA。
東京U 5-0 エコ・プラン
連覇を狙う東京ユナイテッドは今季から東京1部に参戦するエコ・プラン(東京2部)を5-0で退けた。序盤こそエコ・プランのセットプレーに危ない場面もあったが、32分に新関がゴール前に詰めて均衡を破ると、その3分後には新関の折り返しを10番伊藤が決めて前半を2-0。後半開始5分には新関がドリブル突破でPK獲得と共に相手を退場に追いやると、そのPKを新関自らが決めて大勢を決す。その後は伊藤、飯田がゴールを決めた。
エリース 1-0 日立ビルシステム
関東2部同士の対戦はエリースに軍配。サイドを起点にしながらアグレッシブなゲーム運びでゴールに迫るエリースは42分、右サイドからDFラインの裏へ送ったボールをMF松岡がダイレクトで蹴り込んで先制。後半は1点を追いかける日立が前に出たことで双方にチャンスが訪れるオープンな展開になったが、80分の日立のFKのチャンスをエリースGK大畑がファインセーブで防いで得点を与えず。そのまま1-0でエリースが逃げ切った。
東京23FC 3-0 慶應BRB
カテゴリーが3つ上となる東京23が東京2部所属の慶應BRBに力の差を見せつけ3-0で快勝。開始わずか7分にゴール前のこぼれ球を清水が決めて先制点を奪うと、29分にも左からのクロスを清水がファーで滑り込んで2点目。その後はチャンスメーカーの10番MF若杉が負傷退場するアクシデントもあったが、交代で出た和田も若杉同様にドリブルでチャンスを構築。後半は最後に東が1点を追加するにとどまったが、ゲーム内容は終始圧倒して準決勝進出を果たした。慶應は何度かエリア内でチャンスもあったが、技術、球際の争い、走力で及ばず完敗。
南葛 1-2 CERVEZA
東京1部のセルベッサが関東1部の南葛に大金星。5年ぶりのベスト4入りを果たした。開始から気持ちを前面に出しながら快調に飛ばしたセルベッサは12分、相手DFの連係ミスで生じたゴールへ向かうボールにFW中島が突っ込むとPKを獲得。さらにこのファウルで南葛のデイビッソンが退場。しかし、この好機を中島が失敗すると、一瞬、暗雲が立ち込めたが、そのわずか3分後に敵陣で奪ったボールからショートカウンターを発動し、最後は石川が決めて先制。後半は数的不利の南葛がFW佐々木さらに新加入の大前らを投入して猛反撃に出たが、セルべDF陣が懸命に体を張ってしのぐと、85分にはカウンターからPKを外した中島がヘッドで貴重な追加点。最後に1点を失ったものの2-1で逃げ切った。
東京カップ2次戦 1回戦
- 東京ユナイテッド 5-0 エコ・プラン
- エリース東京 1-0 日立ビルシステム
- 東京23FC 3-0 慶應BRB
- 南葛SC 1-2 CERVEZA
◇日程・トーナメント表
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