写真：開幕戦を勝利したアローレ（手前）。

　東京1部は18日に都内で2試合を開催。この試合が開幕戦のアローレと23江戸川の一戦は、アローレが福田一斗のゴールで1－0で勝利し、白星スタートを切った。EDOとエコ・プランの昇格組同士の対戦はEDOが前半の吉野大樹の先制点と、後半ロスタイムの倉田歩武の追加点で2－0で勝利し、開幕2連勝を飾った。敗れたエコ・プランは開幕2連敗。

アローレ1点逃げ切り 江戸川の反撃かわす

　昨季5位のアローレは前半に福田が挙げたゴールを最後まで守り切り、1－0で競り勝った。山田監督は「トレーニングで積み上げてきたことを選手が体現したことが結果につながった。前から向かってくる相手にミスも多かったが、うまく修正して点を取って勝てたのは良かった」とホッとした様子を見せた。

　互いに開幕戦ということもあって序盤は球際で激しくぶつかり合う気合の入った攻防。若い江戸川が徐々に前からのプレスと速攻で押し込んでくると、アローレはプレッシャーを感じてミスもポロポロ。ただ、そこで仕留めきる江戸川のクオリティもなく、逆にアローレが30分に一瞬のスキを突いてカウンターから中央突破した福田が先制点を奪った。

　後半は1点を追いかける江戸川の豊富な運動量の前にアローレはゲームを落ち着かせることができず、危ない場面や相手の決定力不足に救われた場面も一度や二度ではなかった。後半のシュート数は江戸川の6本に対しアローレは3本。それでも最後までゴールだけは与えず、勝ち点3という結果をしっかりとつかんだ。

　今季は昨季リーグ得点王の宮川が退団・移籍（関東2部／厚木はやぶさFC）し、この日はベテランの林も欠場。ゲームの落ち着き、前線の怖さ、追加点といった部分で物足りなさがあったのは事実で、監督は「もっと強度であったり、決めるべきところで決める、撃つべきところで撃つといった決断も含めてまだまだ課題が残る」という。それでも内容より結果重視の開幕戦で勝ち点3を得たことは大きく、ここからの意気込みについては「自分たちの課題を修正しながら積み上げていくことが大事。それが次の試合、最終的な18試合を戦い終えた時の結果につながると思う」と先を見据えた。

・MF福田が決勝点 トップ下で出場

東京都社会人サッカーリーグ1部

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