写真：後半に先制ゴールを決めて駆け出すクリアソンの石井。

　日本フットボールリーグ（JFL）は7日、第5節2日目の6試合を全国各地で開催。開幕から未勝利が続くクリアソン新宿はホームの味の素フィールド西が丘で栃木シティFC（栃木）と戦い、石井圭太、中山雄登のゴールで2－0で勝利した。公式入場者数は680人だった。クリアソンの通算成績は1勝1分け3敗。次節は14日にアウェーでアトレチコ鈴鹿（三重）と戦う。

石井が豪快ミドル弾 チーム今季初得点で勢い

　開幕から4試合未勝利どころか無得点だったクリアソンに待望の一発が飛び出したのは0－0で迎えた59分。ロングボールを使った縦の速攻から、ボランチの石井が敵陣中央に躍り出た。目の前のスペースをドリブルで運ぶと、相手の最終ラインはズルズル後退。

　「（パスの）選択肢が右も左もあるなかで、最後は自分の意思でシュートを撃つ決断をした」という石井。ミドルレンジから放った一発は、ややカーブがかかり、右のポストをかすめて鮮やかにネットを揺らした。「コースが空いていたので巻く感じで。いいところに入ってくれた」と本人も自賛するチームの今季初ゴール。

・【ハイライト】クリアソン新宿 2－0 栃木シティ

　先制すると、その後は栃木の猛反撃を浴びたが、守備陣が耐えると終盤に再びカウンターで好機到来。86分、竹内のクロスがゴール前にこぼれるとFW赤井が落としたボールを中山が蹴り入れて勝負を決めた。初勝利を挙げたクリアソンは勝ち点4で15位。まだまだ下位に沈むがリーグは始まったばかり。桜の開花と共にようやくクリアソンが走り出した。

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