東京サッカー [TOKYO FOOTBALL]

写真:開幕2連勝を飾ったBiloba。

東京都リーグニュース

Bilobaは2勝目 早期残留確定が目標

写真:開幕2連勝を飾ったBiloba。

【東京1部】Intel Biloba 2-1 早大ア式FC

 Intel Biloba Tokyoが第1節につづく勝利を挙げて開幕2連勝とした。東京ユナイテッドプラス、早稲田大学ア式蹴球部FCと、上位カテゴリーにトップチームを持つ相手と対戦しての勝利で実力を証明したとも言えるが、そもそもは最近では東京都社会人サッカーリーグ1部では珍しくなってきた純粋な社会人同好会的クラブ。企業チームや大学チームと渡り合うべく、今シーズンはどのような準備を整えてきたのだろうか。

「今年は今までで一番抜ける人数が少なかった」と言うのは多淵大樹代表。継続した積み上げのベースに20番冨田、28番辻本などの新戦力を加えて戦力的には向上している。プレシーズンも、東京カップにこそ出られなかったもののプライベート大会のクライツクカップに参加、公式戦の感覚を保ちつつ強化を図り、チームづくりは順調に推移している。ただ、だからと言って欲張りすぎてはいない。

「我々は、いかにまず残留を早く確定させるか。チーム数が多いので数字的に確定するのはシーズン終盤になってしまうかもしれないが、まずは来年の1部で戦うために、眼の前の試合で勝点3を獲るために努力していく。昨年の上位陣が力を入れ、東京海上FCさんも補強している。そういうところに勝ってすぐに関東大会というよりは、まずは地に足をつけたところの目標を達成していきたい」(多淵代表)

早大、先制も逆転負け フィジカルで圧される

 Bilobaのサッカーは、早い時間帯で相手を観察し、相手の嫌がることを選び、相手のやりたいことを妨げつつキープレーヤーを機能させないようにしていくというもの。この第2節では、その観察をしている間に失点してしまったが、守備陣が粘って連続失点を防いだことが勝機を生み出した。雨天も手伝い、フィジカルの強さの差が出るなか、前半の半ばを過ぎたあたりで、5分間に2得点。後半もしぶとく守り、相手に同点ゴールを許さず勝利をもぎ獲った。

 対戦した早大ア式FCキャプテンの戸部は「相手のフィジカルは自分たちがもともと警戒していた部分。セットプレーやスローインからのクロスに対してはもっと締めていかないといけなかった」と脱帽。勝負どころに力をかけた試合運びが勝敗を分けた。難しい相手に対しても序盤でプレーモデルを分析して上回る時間帯をつくるスタイルで、Intel Bilobaが早期の残留確定という目標に最短で近づきつつある。
(後藤勝)

東京都社会人サッカーリーグ1部

PR

PR

PAGE TOP

PR


TOP

PAGE TOP