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写真:第2節に臨んだ早大(白)はBilobaに逆転負けを喫した。

東京都リーグニュース

早大ア式FC、先制も逆転負け フィジカルで圧される

写真:第2節に臨んだ早大(白)はBilobaに逆転負けを喫した。

【東京1部】Intel Biloba 2-1 早大ア式FC

 早稲田大学ア式蹴球部FCは第1節同様、技術の高さとチーム練習で積み上げてきた戦術面のベースを示し、序盤からゲームを掌握した。前半8分、10番髙橋が挨拶代わりに右サイドネットを襲うシュートを放つと、14分にはその髙橋のクロスを33番小田がヘディング。この豪快な一撃が決まり、早稲田が先制した。

早大はTUAに追いつかれ2-2ドロー

 しかし雨の重馬場が徐々にこたえてきたのか、若い早稲田は前半の途中からややトーンダウン。その反対にIntel Bilobaはフィジカルの強さで競り勝ち、ボールを奪ってシンプルに攻め込むシーンが目立ち始める。前半30分、長身の9番奥津が8番片山のクロスをヘディングで叩き込み同点とすると、その勢いのまま前半34分には右コーナーキックからのミドルシュートのこぼれを拾った奥津が振り抜き、一気に逆転。球際で跳ね飛ばされる早稲田は、このIntel Bilobaの猛攻を止められなかった。

 後半開始から早稲田は懸命に巻き返しを図る。開始3分、BilobaのFW奥津のシュートをGK村田が弾いて反撃ムードを作ると、その後も相手陣に押し込み波状攻撃を仕掛け、アグレッシブな姿勢を示す。しかし途中出場2番アイクソエのスピードを活かしたクロスや、中央で何人もの選手が華麗につなぐパスワークでチャンスを作るも、最後が決まらず後半は無得点。前半の後半をIntel Bilobaに譲り渡した早稲田が痛恨の逆転負けを喫した。

 早稲田キャプテンの戸部は「押し込むなかで社会人の強さをあらためて実感した前半。後半はもう一回士気を高めてやろうと、盛り返したもののゴール前でのアイデアや決めきる力を欠いていた」と反省。オープンな展開となった後半にサイドから攻めようという共通認識を持てたことはよかったが、クロスの質などフィニッシュの部分に課題を残した。「継続しつつもう一段階上げていきたい」(戸部)。内容よりも勝ちにこだわる意識を高め、結果を求めていく。
(後藤勝)

Bilobaは2勝目 早期残留確定が目標

東京都社会人サッカーリーグ1部

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