写真：マスターズ東京大会で優勝したエリースO35。

35歳以上による日本スポーツマスターズ東京大会は22日、清瀬内山運動公園で決勝を開催。エリース東京O35が昨年優勝のIntel Biloba Tokyoを1－0で下し、通算4度目の優勝を飾った。優勝したエリースは来年2月に栃木県で開催される関東大会に東京都代表として出場する。

途中出場の土屋が決勝点

スコアこそ1－0だったが、エリースの強さが際立った勝利だった。強風の影響もあり、ゲームの構築に苦しみ、セットプレー中心でゴールに迫るBiloba。対してエリースはCB長井、近藤らがゴール前の空中戦で熱く応戦し、さらにGKから丁寧なビルドアップ、敵陣に入るとサイドを加速してゴール前に鋭いクロス。35歳以上という縛りを感じさせないサッカーで押し込んだ。

【写真】両チームの先発メンバー。

前半は何度か決定機を作りながらもBilobaのGK徳吉の好セーブに阻まれるなど無得点に終わったが、後半途中からは点取り屋のFW山下、さらに土屋を順次投入し、ゴールへの的をより明確に絞っていった。

迎えた後半11分、近藤が左サイドからゴール前に放り込んだ浮き球を土屋が頭でうまく合わせて均衡を破った。

以降もエリア内で山下、土屋が勝負する場面を再三つくり、追加点こそ奪えなかったものの1－0のままタイムアップを迎えて戴冠。次は2022年以来となる関東、そして全国制覇を目指す。

大会トーナメント表
・日本スポーツマスターズ2025東京大会