駒大GIOCOMF依田、完勝の要因は「徹底した背後狙い」
写真:中盤でボールを持って仕掛ける依田。
MATCH REPORT後藤 勝
<1回戦:ザスパ草津チャレンジャーズ 0-2 駒大GIOCO>
11月15日、東京多摩フットボールセンター・南豊ヶ丘フィールドでは東京勢が出場する関東社会人サッカー大会の2試合がおこなわれ、午前10時45分キックオフの1回戦では東京都社会人サッカーリーグ1部3位の駒澤大学GIOCO世田谷が群馬県のザスパ草津チャレンジャーズに勝利を収めた。早め、早めに的確な浮き球を入れ背後を衝いていくGIOCOがペースを握り、開始早々の前半8分、右サイドからMF林が上げた大きな軌道の浮き球を左側のハーフレーンで背後に抜けたMF櫻井が決めて先制。後半4分には左サイドから入ってきたボールをMF林が持ち込み、これをFW鳥屋が決めて追加点を挙げ、ほぼ勝利を確実なものにした。スコアはそのまま動かず2-0。駒大GIOCOは16日、同じ南豊ヶ丘で2回戦に臨み、埼玉県のアヴェントゥーラ川口と対戦する。
ノックアウト方式の大会とあり「初戦でお互い堅くなると予想。最初の15分で失点しないこと、背後を徹底して狙うことを、チームとしての狙いをもって遂行した」と、MF依田。その依田は質の高いキックが特長であり、蹴ったボールが裏に流れないよう回転をかけて飛距離を調節し、意図してスペースを狙い、ターゲットとなるFW鳥屋を狙っていた。依田が放つ非常に精度の高い浮き球が、駒大GIOCOのリズムをつくっていた。すばらしい配球だった。
「最初の情報では、相手は後ろからつないでくるということだった。ディフェンスラインで引っかかって相手ボールになり、そこからつながれると一番面倒くさい。だから、ディフェンスラインの頭を越すことを特に意識した」
草津は駒大GIOCOに付き合うように長いボールを蹴る場面が目立ったが、これは裏を返すと思うようにはつなげなかった、ということなのかもしれない。「多分自分たちがいい感じでゲームを運べていたので、相手は自分たちのリズムが掴めなかったんだなと思う」と依田が言うように、駒大GIOCOが先手をとり、ほぼ制圧していた前半の45分間だった。
ただ90分を通して数多くのチャンスをつくった割には2得点止まりであったところは完勝のなかにも見えてきた課題。「トーナメントの初戦で約1カ月ぶりの公式戦にしてはチャンスを多くつくれていたことはポジティブ。でももっと決められたら、もっと楽にゲームを進められた」と、依田もかすかに不足を感じていた。
連戦となる16日の2回戦について、依田は「自分たちは大学生で毎日練習していて、特に練習から毎日走っている。そこ(体力面)はあまり心配していない」と言いながら「相手も最高の準備をしてくると思う。自分たちもちゃんと休んで、明日また前半の最初から飛ばしていくような戦いが出来ればいい」と、回復を計算に入れていた。
2回戦で対戦する社会人のアヴェントゥーラ川口よりもフィジカルコンディションでは有利。1回戦同様相手に走り勝つ勢いで、駒大GIOCOは準決勝進出を狙う。
(後藤勝)
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