TOKYO2020は初黒星 シュワーボの堅守崩せず
写真:ゴール前に飛び込むTOKYO2020のFW麻生。
東京1部TOKYO2020 0-1 シュワーボ東京
TOKYO2020 FCとしては消化不良の敗戦となった。昇格組のシュワーボ東京との対戦となった第3節は、ボールを保持しながらもゴール前の力が足りずに無得点。ここぞという前半12分のチャンスにFW栗原が決めたシュワーボと、その1点を決めるか決めないかの差で明暗が分かれてしまった。
「チャレンジャーとしてやっていくしかない」と渡邊
そもそも、ゲームの入りがよくなかった。試合開始からの10分間、15分間が落ち着かない時間帯になるのは仕方ないにしても、蹴り合いに付き合いすぎた。その後もなかなか自分たちのペースにできなかった。右のワイドでプレーしたDF渡邊(翔)は「相手が蹴った分、こちらも蹴ってしまい、落ち着くところもなかった。同じサッカーをしてしまったら相手のほうが強いと思う」と、反省した。
TOKYO2020は下でパスをつないで前進する攻撃が持ち味。両ワイドは外にポジションをとって幅を使い、中央も枚数を多くできる構造で、主体的にボールを保持して攻めていく。だが長いボールを蹴る選択が多くなり、その持ち味が薄れると同時に、ボールを保持して前進し、ファイナルサードに進入した時も、引いて守る相手に対しての工夫が足りず、中途半端。シュワーボを攻略しきれなかった。
「立ち位置を外でとっていれば数的優位をつくれるというポジション関係ではあったのでもう少しそこをうまく利用して、ワイドと、あとはシャドーとフォワードでうまく絡んで細かく崩していきたい狙いはあった。ただ、前半は特にそうだったけれど、相手に引かれた時に大きな動きをしてスペースをつくり、もう少し早くボールを動かしてみたいなところでゴール前までいけたらと思った」
渡邊がこう言うように意図はあり、自分たちの信念に基づいてスタイルを表現しようという意志もあったが、相対的に球際の競り合いに上回られ、ゴール前でも相手の堅い守備にそのフィニッシュをやりきらせてもらえなかった。
「球際とかハードワークのところは相手が一枚上手だったと思う。そこで自分たちのサッカーで、もっとボールを落ち着かせて、しっかりボールを受けて、ボールを運んで、そしてゴール前で勝負できたら、1点を獲れたと思うが、本当に少しのところではあるけれど、球際とか細かいところで上回られてそれは果たせなかった」(渡邊)
技巧に優れた選手が多く、ボールを握ることはできても、力強さや試合運びの差で敗れてしまった。いまはこの現実を見つめ、次節以降の成長に活かしていく必要がある。
「今年の1部は拮抗していると思う。どこが上位、下位みたいなものは関係ないと思うので、もうチャンピオンということは忘れて、一つひとつ眼の前の試合に勝って、勝ちにこだわってやっていくだけだと思う。開幕3試合で1勝1敗1分け、滑り出しとしては昨年と比べるとよくはないが、ここで下を向くことなく一つひとつの試合に勝っていけば、結果はついてくる。この試合を勝てないチームだということをしっかりと自覚して、チャレンジャーとしてやっていくしかない」
渡邊はこう語った。2回同じ相手との対戦がない都リーグで、優勝を争うだろうシュワーボに敗れたことは痛かったが、彼が言うようにダンゴ状態の争いとなっていることも事実。まだ3試合が終わっただけ。この敗戦を活かして再び関東への挑戦権を得られるか否かは、ここから先の努力と奮闘にかかっている。
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