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写真:終盤も果敢にゴールを狙うEDOの瀬戸。

関東社会人サッカー大会ニュース

EDO自信の準々決勝突破 巧みにプレス回避

写真:終盤も果敢にゴールを狙うEDOの瀬戸。

MATCH REPORT後藤 勝

<関東大会準々決勝:栃木シティU-25 0-4 EDO>

EDOが4得点の大勝で準決勝進出を決めた。栃木シティU25はチーム戦術に優れ、守備の形に嵌めて圧をかけてこようとしたが、それを個人戦術、個人技術で剥がしていくと、あとはほぼEDOのなすままになった。

1回戦で水溜りが出来る雨天のピッチコンディションだったが、準々決勝は好天に恵まれた。発起人の本田圭佑氏も交えてのミーティングでは一年間取り組んできたサッカーをやろうということを確認。「選手たちには迷いがなかった」と、和田監督も認める出来栄えだった。

「左サイドの吉馴空矢と大嶽拓馬のテクニカルな崩し、右サイドの吉田晴稀の個の打開力を相手は相当嫌がっていたと思う。渡邊寿樹也のポストプレーとスピードも含めて、事前にスカウティングをされても個のところはなかなか分析しきれない部分がある。そこは彼ら前の3人がしっかり自分のやるべきことをやってくれたかな、と」 

栃木がパワフルでハードワークを貫徹してくるチームだということはスカウティング済み。圧力をかけられても慌てずにしっかりといいポジションをとり、テンポよく、そして距離感よくボールを動かすことを怖がらずにできればプレスを回避出来るという自信を持って臨んでいた。適宜長いボールも使い、ピンチに陥ることはほとんどなかった。

前半だけで3得点。しかし守りに入らず、前に出るプレーを選択したことで、後半の追加点は1点にとどまったが、無失点で試合を終えた。

「ハーフタイムで3-0になったけど、やるべきことは全く変えずに『もう1回0-0だと思って入れ』と伝えて、選手たちもそれをよく理解してくれた。4点目が入るまで時間がかかったが(後半48分)、ボールは効果的に握れていた。そこは彼らの巧さだと思う」

こうなると現在のEDOが好調と言っていい状態であることは間違いない。あとはこれを2週間後の準決勝まで維持、向上しつづけられるかどうかが問題だ。

「分析に全員でしっかり時間を費やし、かつ個人としての課題、チームとしての課題を少しでも修正しながら、勝てる確率を1パーセントでも上げられるような2週間をみんなで過ごしたい」

やるべきことを淡々とやっていくだけ──と、和田監督。無敗で東京1部を制したように、平常心で関東リーグ2部昇格を勝ち取るつもりだ。

【後藤勝】

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