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写真:今季限りで退任する東京23FCの小松監督。

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退任の東京23小松監督「若手を鍛えクラブの存在示せた」一問一答

写真:今季限りで退任する東京23FCの小松監督。

関東1部の東京23FCを2021年から5シーズン率いた小松祐己監督が今季限りで退任する。今季はリーグ戦こそ6位と振るわなかったが、全国社会人サッカー大会では準決勝まで勝ち進み4位。JFL参入戦(全国地域CL)への出場は逃したものの、若手を積極的に起用し勝負強さも見せた。今季の振り返りと共に、自身の今後の展望を聞いた。

── 今季はリーグ戦で苦戦し、全社でもあと一歩及ばず全国地域CLに行けなかった。

「今季のリーグ戦に関しては、ケガ人が多くてメンバーを固定できないという難しさがあった。ただ、その分、色々な選手を使えたという意味では来季につながるし、来年、新しい監督のもとで若い選手、育ってくれた選手たちが活躍してくれるのを楽しみにしている。全社に関してはあと一歩のところで全国地域CLに行けず、結果的には準決勝で僕らに勝ったVONDSさんがJFLに昇格した。あの時は相当悔しい思いをしたが、VONDSさんはそういった経験を選手だけでなく、クラブ全体として何年も重ねて、積み上げてきた。その差だと思うので、東京23としてもこの悔しさを来季につなげて、クラブとして積み上げていけばまたチャンスはくると思う」

東京23、地域CLへの道はVONDSに阻まれ終幕

── ほかに5年間クラブを率いて、JFLに昇格したクラブとの差を感じたことは。

「本当に色々で、クラブの考え方、チームの作り方もそう。関東リーグのレベルは年々あがっているし、クラブの規模もどんどん大きくなっている。その中で東京23というクラブがどうやって上を目指し、クラブを大きくしていくか、ありきたりになってしまうが本当に地に足をつけてやっていくしかないと思う。すぐ近くには南葛さんのようなクラブもあるが、そのクラブと同じようなやり方はできないわけで、だったら何を優先すべきか、どうクラブを作るか、強化していくか、そこを見極めながらやっていく中でチャンスをつかんでいくしかない。あまり1年で一喜一憂するとかではなく、僕がやった5年間の中で良かった部分、悪かった部分をきちんと洗い出し、次につなげていくことが大事なのかなと思う」

── そういった他クラブとの差がある中で、小松監督としては東京23のどういった部分を前面に出しながら関東リーグ、全国地域CLを突き抜けていこうと取り組んでいたのか。

「2021年に僕がこのクラブに来て取り組んだのは若返り。有名な選手を上のカテゴリーから獲ってくるのではなく若い選手、僕らは平均24歳くらいでやっているが、彼らを鍛えて、その中でアグレッシブなスタイルを前面に出しながら、クラブの存在感、価値を少しずつ上げていった。でも最近はそういう若い選手にもお金を出すクラブが出たりとか、なかなか若い選手であっても集めづらくなっているのが現状。そこはまた新しいやり方とかを模索していかなくてはいけない。でも、そういう若い選手を必死に鍛えて、このクラブ、この関東リーグからステップアップしていく、サッカー人生のキャリアを築いていく、そういったモデルケースは示せたのかなと思う」

── 今季限りで5年間務めた東京23の監督を退くことになった。そこは自分で決断したのか。

「自分から辞めるというよりかはクラブとの話し合いの中で決まった。どちらかが一方的にということではない。今年は5年目ということで自分の中でも今までとは違った強い覚悟があったし、クラブにも僕が5年目という意識はあった。仮にJFLに上がったとしても来年やる、やらないは考えていなかったし、とにかくこの1年ということで勝負していた」

全国社会人大会では南葛を破り準決勝進出を果たした東京23FC。

全国社会人大会では南葛を破り準決勝進出を果たした東京23FC。

── 次のクラブを決める判断基準、こういうチャレンジをしたい、もしくは現状少し休みたいと考えているのか。

※12月21日に関東2部の栃木シティFC U-25の監督就任が発表された。

「役職とか肩書にこだわらず、自分が何をやりたいか、自分を必要としてくれているか。その中で休むというよりかは自分がやってきた経験を活かせるクラブ、そして自分にないものを経験させてくれるクラブでチャレンジしたいと考えている」

── 若手の育成的なところに関わりたいのか、もしくは結果重視のトップの監督的立場を望むのか。

「両方を両立できる指導者になりたいと思っている。やはり育成と結果、相反するようにとらわれがちだが、育成をしつつも勝ちたいし、勝ちながら育成したい。その両方をできる指導者になっていくために、自分はチャレンジしたいと考えている」

── 次のクラブではこれまでの経験をどう活かせればいいか。

「僕は前所属のジョイフル本田つくばFCから含めると10年くらいこの関東リーグに携わらせてもらった。学生や企業チーム、Jリーグを目指すクラブが入り混じっている中で、やはり若い選手の可能性、彼らがここからまたさらに飛躍していく姿をこの10年間見てきているので、そういった若い選手の助けになりたい。上を目指す選手に寄り添いながらいい選手を育成していきたい」

── 指導者としての信念や哲学は。

「当然クラブによって求められるものは違うので、難しいところはあるが、やはり選手たちが躍動すること。選手一人ひとりの良さ、特徴、個性がそれぞれ合わさった時にチームは躍動するし、そういうアグレッシブなサッカーをしたい。これは僕がやっていた東京23もそうだし、毎年のように選手が入れ替わるチームであっても変わらずやりたいと思っている。それにサッカーはまず選手ありきだと思うので、その選手の良さを自分がどう引き出すか、選手をどう躍動させるかというところが、僕の役割だと思う」

── 最後に東京23というクラブに今後期待するものは。

「5年間お世話になったクラブだし、今後も引き続き応援したい。少しずつではあるが、地域に根付いてきた実感が僕の中にもあるし、今年の有料試合でも3200人くらいのお客さんが入ってくれた。これは関東リーグというカテゴリーで考えるとすごいことだし、そういう部分を大事にしながら、これからも地域に愛される、さらに強く愛されるようなクラブになっていってほしい」

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